昨日は終戦記念日
8月15日は終戦記念日である。ふと思ったのだが、僕はこれまで、この日をあまり意識してこなかった。だが、今回はそれなりの感慨を持って迎えた。思いつく理由は、僕が自宅療養の状態にあったということだけだ。
僕の父は子供時代に戦争を見た世代である。田舎に疎開したという。義母にいたっては幼いながらに東京大空襲に遭っている。
そんな親を持つため、戦争についての意識は、所謂「戦後生まれ」の両親を持つ人よりは意識を高める機会があったとは思うが、特に社会人になってからは、僕にとっては「普通の日」であった。会社でも終戦記念日だからといって、業務中に何かがあるわけでもない…。
しかし、昨日は家に居てTVを観ていたためか、「今日は終戦記念日で、不戦の誓いをする日なんだな」と何とはなしに思うことができた。
戦争を知る人は高齢のため年々減少している。こういう日には、「戦争を知らない世代」に対する憂いのようなものが語られる。
僕は素朴に思った。なぜ終戦記念日は休日ではないのだろうか?
学校や勤め先が休日となれば、少なくとも「今日は終戦記念日」という意識はできると思うのだが…。これはあまりにも無知で安易な考えなのかもしれない。しかし、僕は休んで家に居たため、こういう意識を持てたことも確かである。
日本は61年前に太平洋戦争に敗戦した。広島・長崎には原子爆弾が投下され、一瞬して数十万人が死んだ。この事実を思う日であった。
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