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2006年8月15日 (火)

つれづれ(宇宙とかSFとか…)

 先ほど珍しくも健康的な発想をしたというのに。外に出ると雨が降っている…。(泣)

 仕方がないので、PCを起動。

 ここのところ、なんだか堅くて暗いことばかり書いている気がするので、何も考えず、だらだらと書き綴ってみよう…。

 僕は本当は、あーゆーことこーゆーことも書きたいと思っているのだが、実際にはなかなかうまくいかない。(気力の問題だろう)

 宇宙の話は好きである。子供のころはその手の本ばかり読んでいた。小学低学年のころに、「1光年は約9兆4500億kmで、銀河系の直径は約10万光年で、アンドロメダ銀河までは200万光年だ」などと言っても、誰も話に乗ってくれなかった…。

 前にも少しだけ書いたが、一時期は理科の教師にあこがれたものだった。実態は高校時代に「受験物理」で挫折してしまったが。(受験用物理はまるで数学であった。僕は数学が大嫌いだった…)

 近年、よくニュースなどで、「日本の若者の理系(科学)離れ」という事項を目にする。これはゆゆしき事態であろう。「ゆとり教育」などもあいまって、もしかすると「太陽系」とか「銀河系」とか、そんな言葉の意味すら知らない人も多いかもしれない。現に僕が中学生のころ、その意味を知らない(区別がつかない)同級生はかなり居た。これは当時の僕にとって衝撃的なことだった。

 思えば、昨今では「本格SFアニメ」が少ない。僕も近年の作品はよく知らないで言っているが、そんな気がする。「アニメは子供が観るもの」などと愚かなことは言う気はない。しかし若年のときに空想科学の世界に入るきっかけではあるはずだった。

 そういう意味ではいまでは古典的な扱いになっている、「宇宙戦艦ヤマト」の功績は大きい気がする。

 しかし同作品は、あまりにも安易に光速を超える手段…ワープ航法という概念を、以後のさまざまな創作に活用されるきっかけにもなった。

 本当の科学の話からすれば、宇宙船は太陽系を縦断するだけで何年もかかるのである。だがそうすると、物語が広がらない。よって、光速の壁を突破する設定を持ち出さざるを得ないのであろう。

 ちなみに、いま思い浮かぶ創作の世界の宇宙船を即席で表にしてみた。(こちら:戻るときはブラウザで戻ってください)

 かなりSF度合いや有名度に差があるが、とにかく多くの宇宙を舞台にする和製創作では、ワープか、それに準ずる設定を活用している。こうしてみると、物理的な宇宙の広さを完全に無視している松本零士作品はすごいかもしれない…。松本さんは「ヤマト」も描いている人だけど…。

 …話が脱線したようだ。

 こういう話が好きな人はいますか? 

 それではまた…。うじゃうじゃ (竹本泉のまね)

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コメント

おはようございます。

私何気に、ヤマト・999・マクロス・マクロス7・ガンダム・バイファムあたりのアニメ、大好きです(^^;

SF系のアニメは、スケールが大きくて楽しいですよね~。
ガンダム現役世代の私にとっては、何度でも見てしまう作品たちです。アニメーションの映像がきれいなんですもん(^^)

また遊びに来ま~す。ではでは(^o^)

投稿: かな | 2006年8月15日 (火) 08時07分

 SFアニメは大好きですよ。ヤマト・ガンダム世代ですからね。マクロスを観たときは、自分と同世代(ヤマト・ガンダム世代)が作っているんだな、と妙な感銘を受けたものでした。バルキリーの変形やマクロス強攻型などはおどろきましたねぇ。それに極めつけのミンメイ・アタック。米軍にもイラクでこの手を使ってほしかったです・・・?『私の彼はパイロット』なんかも、うつを再発する前のことですが、友人といったカラオケで熱唱しました。
 ガイナックスの『ナディア』や『王立宇宙軍』『エヴァンゲリオン』は今だにDVDで観ます。
 最近のTVアニメはねぇ・・・TVゲームと萌え系ばかりでついていけないですよ。
 いい時代があったんだけどなー。
 

投稿: maline | 2006年8月17日 (木) 10時19分

 すみません、追記です。
 ヤマトと言えば29万8000光年を364日で航海してしまうという、きちんとした天文学や物理学を身につけている者にとっては許せない作品だったりします。さらに、そんな無茶な設定を正当化するためにワープという理論を、相対性理論という本論抜きで安易に展開してしまった問題作。でも、人間ドラマとしてとらえるなら、すばらしい作品であったことも事実です(ガンダム同様、戦争を賛美しているという方々もいるようですが)。これは松本零士作品すべてに共通していえることでしょうが。でもこのワープを安易に取り入れた作品はアメリカのTVドラマが元祖ですよ。『スタートレック(宇宙大作戦)』。エンタープライズ号ですよ。しかもタキオン粒子線を使ってタイムスリップまでしてしまうのです。この作品は今でも熱狂的なファンを持ってシリーズ継続中ですが、無茶な設定よりも人間ドラマとしてとらえるファンが多いですね。
 今のアニメはドラマさえ無茶苦茶、というかドラマのほとんどないものがなんと多いことか。ただ「萌えー!」であればいいのか・・・あー悲しい。

投稿: maline | 2006年8月17日 (木) 10時45分

>かなさんへ
 事故に遭われて大変でしたね…。心のバランスにはどうかお気をつけて…。
 ちなみに「バイファム」をご存知で? あれは知られざる名作だと思っていました…。僕は泣きました。アレを観て。

>malineさんへ
 マクロスもヤマトも観ましたねぇ。飯島真理の歌も好きでした。あとアノ頃の大艦巨砲主義もよかったですね。
 僕もガイナックスのアニメにははまったことあります。malineさんの挙げた作品も全て観ましたw。(ナディアだけはちょっと後半観逃しましたが)
 僕が衝撃を受けたのは「トップをねらえ!」というやつでした。題名こそよくわかりませんが、ある意味はちゃめちゃ、でもすごくSFしているアニメでした。それも和製SF。いろんな過去作品のパロディやオマージュを取り入れながら、製作側が趣味に走っているのがわかる作品でした。木星をブラックホール化して兵器として使う、なんていう設定も出てきました。これを観たときは「僕もアニメ業界目指そうかな」などと血迷いかけたほどですw。

投稿: コメント返信 | 2006年8月17日 (木) 17時12分

コメントへの返信をありがとうございます。
 「トップをねらえ!」ぼくも好きでしたよ。あれは、ガイナックスが大阪でゼネラルプロダクツというガレージキットメーカー兼ショップを経営していた頃の作品でした。一昨年くらいにパート2も制作されましたね。キャラからしてパロディーっぽい名前で、タカヤノリコだのユング・フロイトだったとと思います。学園スポ根宇宙SFみたいなものなのかな。出てくるパロディーの原典を知っているだけに大爆笑でした。ガンバスターもかっこよかったし。
 木星をブラックホール兵器にのアイディアも、小松左京さんの「さよならジュピター」からの発想だったとか。後年「さよならジュピター」のDVDだったか、何かのイベントだったか忘れましたが、樋口真嗣さんが語ってましたが。「さよなら」はたしか、地球に迫ってくるブラックホールの軌道を変えるため、木星を爆弾にしてブラックホールに飲み込ませるみたいな話でしたか。
 ほんとに今はあれほど壮大なホラ話をそれらしく見せてくれるアニメってないですよね。

投稿: maline | 2006年8月17日 (木) 18時11分

バイファム、もちろん知ってますとも(^o^)

VHSビデオ(のコピー)ですけど、全部持ってますよ(笑)。あれは感動の名作ですね。最後に宇宙を紙飛行機が飛んでいくところなんて、もう泣けて泣けて・・・。

最終話の後、カチュアとロディが再び遭えたのか、気になって仕方ありません(笑)。

バイファムに興味のない方には、マニアックな話ですみません(^^;

投稿: かな | 2006年8月17日 (木) 18時41分

こんにちは。根岸のねこです。
アニメは私も大好きです。SF全般も好きですよ。
今のアニメも結構面白いとおもいますよ。という私が、ここ数年TVをあまり見ないので説得力に欠けるとは思いますが。
いろんな発想がひとつの作品という具体的なものに変わるのはすばらしいと思います。
物理の法則を侵しても、将来それさえもかえる方法が無いとも限りませんしね。ワープの導入なくては心の広がりも無かったでしょう。

人によってはワープを普通に受け入れて、現実のアインシュタインの限界に縛られていない人も多いですね。物理や化学も興味から入るのが一番ですから、あまり細かい学力は気にしないでもいいのかもしれません。
ただいろいろ化学や物理に興味を持った方が楽しいという、教育姿勢は常に必要でしょうね。学校の1時限をワープの話で費やしたとしても、無駄ではないと思います。

投稿: 根岸のねこ | 2006年8月20日 (日) 17時28分

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