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2006年8月12日 (土)

高校野球 早実斉藤投手に軍配

 今年の夏の甲子園。僕は西東京代表の早稲田実業高校を応援している。本来であれば東東京代表の帝京高校を、というべきなのだろう(僕は住まいも出身高校も東東京)。しかし、西東京大会のあの決勝戦を観てしまっては、早実を応援したくなる。

 今日の第4試合は、今年の春の優勝校、神奈川代表横浜高校を破った、こちらも優勝候補の一角、大阪代表大阪桐蔭高校と早実の対戦である。聞くところによれば大阪桐蔭には今大会屈指の打者が居るそうである。一方の早実はエースの斉藤投手を中心に守り勝ってきたチームだ。TVは盛んに「大阪桐蔭の4番中田」対「早実エース斉藤」との対決を注目した。

 結果は斉藤投手の圧勝であった。大阪桐蔭は散発6安打、2点に抑えられた。4番打者もノーヒットに終わった。2年生主体の大阪桐蔭に3年の斉藤が勝ったのだ。

 11対2 というスコアに、アナウンサーも意外そうにしていたが、強い者同士の対決とは、案外こういうことも多いのだろうと思う。

 とにかく今日の試合は、斉藤投手の舞台だった。この注目カードを観に甲子園球場は5万人の超満員である。両校ともに、この大観衆の中での試合を、思い出の中で大切にして欲しいと思った。勝っても負けても、これはすごいことなのだから。

 大阪桐蔭や早実が含まれるトーナメントブロックには、強豪がひしめいている。横浜も大阪桐蔭も消えた。長崎代表の清峰高校が残っている。早実はこの調子で勝ち上がってゆくのか。これからの試合は複数のエース級投手を擁するチームが有利だ。斉藤ひとりでは厳しいかもしれないが、野球は何があるかわからない。

 僕もいまは平日でもTV観戦できる。これも何かの縁だ。今年の夏の甲子園、第88回大会は、僕にとっても思い出深いものになることだろう。

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