宇宙は未知に満ちている(2)
以前の記事に書いた「惑星」の新定義については、二転三転しているようだ。今度は冥王星を「惑星」カテゴリーから外す案が有力だという。何でも、冥王星の発見者はアメリカ人なので、アメリカは政治的にも冥王星を惑星にしておきたいらしいが、世界の天文学者たちからは公平な再定義をしたいようだ。
僕としては、正直どの星が「惑星」に「格付け」されようとかまわない。それよりも世間に太陽系の姿を「正確に」伝えて欲しい。それだけだ。「太陽系」とはそもそも何を指すのか? 冥王星公転軌道よりもはるか遠くに、彗星の巣「オールト雲」がある。太陽の重力と太陽風と磁場。これらに影響されているすべての範囲が太陽系だと僕は思っているが、多くの人々はもっと単純化された「水金地火木土天海冥」の順序で表された公転軌道図。これを太陽系だと思っているはずだ。占星術の専門家でもこの例に漏れないと思う。このあたりをもっとはっきりさせて、一般知識として皆が知るようにすべきだと思う。
……まあ、こんな問題よりももっと優先的に啓蒙すべきなのはメンタルヘルス、およびそれに関する社会問題ではあるが…。
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