映画感想:宇宙戦争、デイ・アフター・トゥモロー
僕はこれまで、どちらかというと映画は嫌いだった。特に実写映画は…。なぜかというと、なんというか、「心が疲れる」のである。所謂ハラハラ・ドキドキすることが、そもそも苦手であった。この嗜好は映画に限らず、小説やコミックスの嗜好も同じだった。
思えばそういう思考も自分の「うつ」的な性格、もしくは日頃の「疲れ」からのものだったかもしれない。
そんな僕であるが、昨日、いつもより早く目覚めた日。珍しくふと、「映画でも観たいなぁ」と思ったのである。それも洋画が観たかった。
僕は自分の心に素直に従うことにした。一番近いDVD販売店に行き、2本の洋画を買った。夕方から夜にかけて、結局2本とも観てしまった。その疲れからか、今日の午前中は床に臥せってしまったが…。
前述したが僕は洋画などほとんど観ない人間であった。したがってこの方面にはまったく詳しくない。俳優が誰とか監督が誰とか、そういうこともよく知らないのだが、なんとなく今後も突発的に映画を観たくなると思う。
今回観たのは以下の2本である。
●WAR OF THE WORLDS(宇宙戦争) 監督:スティーブン・スピルバーグ、主演:トム・クルーズ、ダコタ・ファニング
主人公の娘役の演技がすごいと思った。何でも原案は古典的SFらしい。タイトルから連想される内容とすこし違うと思った。現実でもこういうことが有り得るなぁ…と思った。しかし、アメリカ人が考える宇宙人は、なぜおしなべて爬虫類的なのだろうか。
●THE DAY AFTER TOMORROW(デイ・アフター・トゥモロー) 監督:ローランド・エメリッヒ 主演:デニス・クエイド
現実でも地球温暖化が危惧されているが、そのひとつの結果を描いた作品。これはもっと現実に有り得る。昨年にアメリカを襲った巨大ハリケーンを思い出した。
先ほどにも2本買ってきた。どちらも1本1500円であった。(ちなみに上の2本も1500円)
今日これから観るかどうかは不明である。
…。
(視聴形態:自宅でDVD)
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コメント
気の向くままに映画を見られたとのこと。
私たちのような気質の人間には、そうやって気の向くままにあっちへ行ったり、何かをしたりするのは精神衛生にいいことだって尊敬する精神科医の先生が書いておられました。
すみません偉そうなこと言って。
ではまた。
投稿: Lumos | 2006年8月16日 (水) 22時20分
はじめてお邪魔します。今回はぼくのブログにご訪問いただき、ありがとうございました。
プロフィールを拝見すると天文やSFがお好きとのこと。趣味があいそうですね。
ぼくもうつが再発する前は望遠鏡をほぼ毎晩のように空に向けていました。また読むのもSF。映画もSF。ほんとSFオタクです。
新井素子さんもずいぶんと読みましたね。素子姫なんて呼んでいた記憶があります。「グリーンレクイエム」とか「ネプチューン」など。素子姫の作品というのはBGMにクラシックを流しているせいか、詩情にあふれ、ハラハラ・ドキドキではなく、繊細で深い感動を与えてくれるものばかり。「あなたそこにいて欲しい」はホラーだとご本人は公言されているようですが、極上のファンタジーですよ。
『宇宙戦争』を観られたようですね。去年の作品のほうですね。
ぼくは残念ながら未だに未見ですが、この映画の原案になった1953年制作の映画は観ました(もちろんDVDで、ですよリアルタイムで観たような年齢ではないですから)。特撮なんかは現在のハリウッド作品と比べるとちゃちですが、ドラマはよくできています。
火星人が地球を侵略の対象としたのは、人間の住めるような環境があったからなんていうオープニングのナレーションはいかにも50年代らしいですし、火星人の円盤がエイやマンタのような形をした、黄金色。潜望鏡のようなスキャナーを伸ばし、コブラのように相手を狙い、怪光線ですべてを焼き払う。円盤のデザインは野崎アルバートさんという日系人なのだそうですが、円盤自体が生物のようで不気味なのが印象的でした。それに、その円盤に対して安易に核ミサイルを打ち込む人類というのも、いかにもアメリカ映画ですよ。
もう50年も前の映画ですが、980円DVDになっているので、興味がおありなら観てみてくださいね。
『デイ・アフター・トゥモロー』劇場で観ましたが、最近よく夢にでてきます。この間の梅雨の豪雨災害なんかのニュースを観ていると、この作品が現実になる日がすごそこなのかななんて。怖い映画ですよね。
通っている精神科では、ショックを感じるようなTVや映画は厳禁とは言われているのですが、SFだけはやめられないですね。
でも、興味のあることややりたいと思ったことはおおいにやってください、とも言われていますしね・・・どうすればいいんでしょう。
長々と変な話をしてしまってすみません。
これを機会に、よろしくお願いいたします。
投稿: maline | 2006年8月17日 (木) 09時55分
前者は見たことがないのですが後者は素晴らしい作品ですね。
デニス・クエイドの渋みがイイ意味で出ていたと思います。
私はここ数年アニメと実写アメリカドラマにはまっています。
その反動で映画からはやや遠ざかっている感じです。
投稿: 荒川執事 | 2006年8月17日 (木) 10時43分
こんにちは。
ご心配をおかけしました。ありがとうございました。今日、午前中医者に行って、ようやく午後からほっと一息ついています(^^)
私は映画自体は結構好きなほうだと思うんですけど、リアルすぎる映画は苦手です。戦争モノとか銃撃戦みたいな流血シーンの多いのは、特にダメです。
お休みの中で、自分の好きなこと(出来る範囲になっちゃうけど)が自由にできるっていうのはいい時間ですよね。大切にしたいです。
まだしばらくはバタバタしてると思いますが(^^; また来ます。ではでは。
投稿: かな | 2006年8月17日 (木) 15時13分
>Lumosさんへ
ありがとうございます。専門の方にそういってもらえるとうれしいです。
>malineさんへ
新井素子さんの作品は良かったですね。高校生の頃に読んで衝撃を受けました。「グリーンレクイエム」「ネプチューン」(星雲賞受賞)「あなたにここにいて欲しい」どれも傑作でした。あと、「今はもううないあたしへ…」も衝撃的でした。若い頃に読んでおいてよかったと思います。この作家独特の言い回しにもはまったことがあります。「なんとなれば」とか、「莫迦」(馬鹿ではない漢字を使う)とか、よくまねたものです。
「宇宙戦争」は、僕は旧作は知らないのですが、こういう設定というか作品は好きです。異星人に蹂躙されるさまは、一種恐怖映画ともいえます。さすがに特撮はすごいと思いました。旧作も見つけたら観てみますよ。
>荒川執事さんへ
執務でお忙しいところご来訪ありがとうございますw。
日々の記事のユーモアあふれる語り口は、お見事ですね。
僕は映画関係はまったくど素人ですが、たまにこんな感じで書くと思います。
暇つぶしになれば幸いです。
>かなさんへ
いろいろ大変なときにコメントいただいて、ありがとうございます。どうかご無理はされませんように…。
投稿: コメント返信 | 2006年8月17日 (木) 17時17分