雷鳴のあと
雷鳴が轟いた。
僕の家はすぐ近くを電車が通過するので、列車の音が大きく響く。しかし、今日はその列車の音までもかき消す雷鳴が轟いた。
夕方、夕食を買いに出かける。すでに雷雨は過ぎていた。嵐のあとは不思議に空気がさわやかだった。
目的の弁当屋に行く途中に、今日新たに開店するという古本屋チェーン店があった。ここはこの前、563冊を売り渡した店である。開店日であるためか、ドアが開放されていた。思いのほか盛況のようである。ちょっとだけうれしい気分になる。
土曜日の雷鳴のあと。
なんとなく心が落ち着いた。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント