父とおでかけ
「第77回都市対抗野球大会」
東京都は後楽園、東京ドームに行ってきた。そんな予定はまったくなかったが、午後から父が「ちょっと後楽園まで都市対抗野球を観てくる」と言ったので「僕も行く」となったのである。
僕は野球が観たかったというよりは、たまには父と一緒にどこかに行くのもいいだろうと思ったのだ。
自宅から後楽園までは実を言うとそんなに遠くはない。徒歩と電車で合わせても30分ちょっとで行ける。とは言っても僕としては休職に入ってからは初めての「遠出」である。
僕は都市対抗野球というものがこれほど人を集めるものであることを知らなかった。考えてみれば社会人野球のトップクラスなのだから、プロ野球に次ぐレベルにある。各企業の力も入っているし、熱心な野球ファンも足を運んでいるようだ。
水道橋駅を出ると、今日の第1試合、JFEと日産の各々の団扇を持った観客がうじゃうじゃと歩いてくる。真面目に数千人も居ると思われる人の波である。加えて日曜日であることもあり、ドームの外側の後楽園ゆうえんちや、ショッピングモールは客でごったがえしていた。
僕たちは外野席に入った。有料である。考えてみると僕は東京ドームに入った記憶がない。ということは来たことがないのだろう。自分でも意外であった。
第2試合は川崎市代表の「三菱ふそう川崎」とさいたま市代表の「日本通運」だった。とにかく応援がすさまじい。ドーム球場であることもあいまって、大音声で双方が過熱気味の応援を繰り広げる。外野に居てもうるさいことうるさいこと…。
たまたまではあるが、この試合は好ゲームだった。ホームランも双方から飛び出し、これも双方からツーアウト満塁から走者一掃の長打も出た。
また、新鮮だったのは、投手の球を捕手が捕球するときの「パン!」という音。外野まで聞こえる。やっぱり投手の投げる球は威力があるんだなぁ、と思った。
外野から内野の立見までドーム内をぶらぶらしながら2時間くらい過ごした。6回表まで観たところでドームを後にした。その時点で7対7の同点だった。
その後、すぐ近くにある文京区役所のビルに向かった。父が展望ができるよ、というのである。税金で作ったことを思うとものすごく豪華な26階建てのビル。日曜日ではあるが人はまばらだった。エレベータで25階の展望フロアに上がる。今日は晴れていたので東京のかなり遠くまでが見通せる。
春日から小石川の街並み。東東京一円。西側は新宿高層ビル群まで見通せる。春日は昔、会社の研修部があったところでもある。眼下にはそのビル(いまはまったく違う会社が入っている)を見ることができた。
久しぶりの「遠出」のためか、ドームを後にした頃からちょっと具合が悪くなったりもしたが、楽しい一日だった。帰ってからしばらく床に臥せったけれど…。
添付写真…両チームの応援の様子
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コメント
お出かけご苦労様でした。
東京ドーム近いとはうらやましーです。
自分の家の近くには何もありませんw
自然の宝庫です。
投稿: はじめ | 2006年9月 3日 (日) 23時41分
>はじめさん
いらしゃいませ。
僕の住んでいるところは、逆に自然がないです。あっても作られた自然。天然なものは何一つないです。
僕は何故か遠いはずの横浜スタジアム(ベイスターズのホームグラウンド)には5~6回行ってますが、感覚としては東京ドームは狭いです。現に「ホームランがよく出る球場」らしいです。現段階で一番ホームランが出にくい球場は名古屋ドームらしいです。後は甲子園と福岡ドームでしょうか…。(どこも直には行ったことないですが)
投稿: あゆざかけい | 2006年9月 4日 (月) 17時07分