心の病30代:相次いで雑誌特集に
今日、図書館に行ったとき、雑誌の特集で目を引いたものがあった。30代の心の病に関係する事柄である。「中央公論」10月号:心を病む30代、「週刊エコノミスト」9月19日号:30代サラリーマンを蝕む「心の病」
また、9月12日「朝日新聞」19面(生活面)で、「うつ病」を大きく取り上げている。
僕もまだ読みきれていないが、ここに紹介しておく。ホワイトカラー・エグゼンプションはやめて欲しいものだ。
●中央公論10月号:心を病む30代
成熟し損ねた特殊な人々
縛りから逃げ惑う中堅予備軍
正社員は勝ち組ではない
中流を駆逐する「絞り込み」社会
自殺急増の背景
蔓延する鬱病を放置するな
●週刊エコノミスト2006年9月11日発売分
特集:「残業代が消える」
・なくならない偽装請負、都合よく動かされる労働力
・「残業代取り上げ制度」がやってくる
・歯止めなしのハードワーク-米国の実態
・労働時間規制の適用除外は労働の二極化を推し進める
・Q&A-「労働法」これだけは知っておきたい
・時給500円。「デジタル日雇い」族の過酷
・日本の労働市場を操ってきた「日経連シナリオ」
・規制緩和で急拡大した人材派遣と職業紹介
・延びる労働時間、抑え込まれる賃金
・みなし労働時間制とエグゼンプション
・裁量労働制のカギは業務・役割分担
・30代サラリーマンを蝕む「心の病」
・グローバル化が促す労働規制の変容-世界潮流
とりあえず紹介まで。いまは読んだり論じたりする元気がない。
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コメント
昔の日本の企業は、企業の業績=社員の収入 みたいな連帯感があって、会社が儲かれば自分も儲かった。組織は連帯責任で家庭的なよい風土でした。成果主義の導入は、企業の業績と個人の収入の関連を切り離しました。つまり、会社の業績より自分の業績というわけです。そこで、責任問題も組織がとるのではなく、犯人捜しとなりました。個人攻撃です。サラリーマンは過当競争でさらに地獄をみるのでしょう。
投稿: nyan-nyan | 2006年9月13日 (水) 19時45分
nyan-nyan さん いらっしゃいませ。
僕は、9月1日の記事http://ayuzaka.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_2b88.html
でも書いたように、日本の企業は軽率に「アメリカの真似」をして無理やり「成果主義」を導入してはいけないと思っています。従来からの「終身雇用」を前提とした「年功的な能力主義」を守るべきだったのです。
いまの多くの日本企業がやり始めている「エセ成果主義」は、成果主義のマイナスな面しか生んでいない。多くの人はそれに気づいているのに、各企業の経営者や人事担当は、現実を直視しようとしていないと思います。
投稿: あゆざかけい | 2006年9月14日 (木) 08時26分