音楽:持ち歩く歌うたう歌
まさか僕が音楽カテゴリーの記事を書くとは。…ってもたいそうなもんじゃないですが。
現代人としては稀有なことに、僕の部屋には音楽再生装置がない。かろうじてあるといえるのはPC四号機のDVDドライブと、同じく昔7000円で買ったでかいDVDプレーヤー(いつも映画はこいつで観ている)。そのいずれも「音楽を聴くため」というものではない。長きに亘って(16年間)お世話になったCDラジカセ君ももはや居ない。(先月8日頃の記事参照)
決して僕は音楽が嫌いなわけではない。実はかなり好きだと思う。だが、近年の僕には「音楽を聴く」という行為さえなかなかできない精神状態だったのだ。通勤時に音楽を持ち歩くくらいの余裕がなくては、本当ならばいけないのだろう。
そんな僕にもいま手持ちの環境で、わずかであれば音楽を携帯できる。携帯電話の「着うたフル」というやつだ。とにかく古いものしか持っていない僕であるが、携帯電話だけは比較的新しい。昨年秋バージョンである(って1年前かよ)。着うたフルにも対応している。数ヶ月前のことだが(休みに入ってからかな?)、ふと興味がわいて、何曲かダウンロードしてみた。有料で1曲あたり315円かかる。内容は以下の通り。
1.恋をしてゆこう (徳永英明)
2.輝きながら… (徳永英明)
3.LOVE IS ALL (徳永英明)
4.壊れかけのRadio (徳永英明)
5.夢を信じて (徳永英明)
6.やさしさに包まれたなら (荒井由実)
見よ。この偏りを!(苦笑) まあ仕方がない。気分の問題だから。徳永さんなどはCDでも持っているのだが、着うたフルも買ってしまった。
僕は聴く曲やアーティストを選ぶ際に、かなりの確度で「自分が歌える」ということを、おそらく無意識に考える。(歌えるって言っても同じ高さの声が出るという感じ。決して同じように歌えるわけじゃない。当たり前だけど) だからかもしれないが、女性だとアルトヴォイスというか、低めの人がお気に入り。中島みゆきさんとか。
実を言うと、中学時代、陸上競技部とのかけもちだったけど、合唱部にも参加していた。区内のコンクールなどにも何度か出た記憶がある。ちなみに僕のパートはテノール(テナー)。もうちょっと説明すると、女性の高音がソプラノ、女性の低音がアルト、男性の高音がテノール、そして男性の低音がバス、である。男女混合合唱では一般的な分け方である。
僕の声の質ははっきり言って全く合唱向きじゃなく、音楽の先生にも声をかけられなかったが、こっちから無理やり参加させてもらった。いまでこそカラオケボックス(という言い方も古いかな?)もいっぱいあり、気兼ねなく全力で歌える環境があるけれど、それでも人によってはなかなか本当に力いっぱい歌うことはないだろう。合唱をやると、とても不思議なのだが、どんなに力いっぱい歌っても周りの声に混じってしまって自分の声が聴こえない。これはある種の快感である。人によっては一生「全力で歌を歌う」ことを経験しない人もいるであろう中で、この経験は得がたい。
もう曲名なんかも忘れているけれど。合唱曲として「大地讃頌」「山のいぶき」「グリーングリーン」とかね…。あと当時のコンクールで採用している学校が多かったのが松任谷由実さんの「守ってあげたい」 女子のソロがあったりしてよかったなぁ。
あれ? 僕はなんで今日、こんなことを書いているのだったかな? …そうだ。「カントリー・ロード」だ。「耳をすませば」の主題歌。本名陽子さんが歌うこの曲の着うたが無い! とてもくやしい。この「カントリー・ロード」なんて、合唱にとても向いているよなぁ。ああこの曲こそ合唱で聴きたい。というより歌いたい。
そう思った日です。なお、活動記録はひょっとしたら書くかも。そんな感じです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
はじめまして
キルキルもカントリーロードは好きですよ
キルキルは着うたやフル(ファイル的にはフルではないがちゃんと1曲入っている)は作ってますよ
もともとは数年前にauにミスチルの着うたがなかったからつくりはじめたんですけどね
あとお金がもったいなくて
投稿: キルキル | 2006年10月 6日 (金) 18時08分
本名陽子さんの歌う『カントリーロード』がないのは、たぶん権利関係の問題からだと思います。
ご存知かも知れませんがこの曲はアメリカを代表するカントリー歌手ジョン・デンバーの作詞・曲・歌によるポップススタンダード。オリビア・ニュートンジョン他たくさんのカバーヒットがあります。でも、本名さんのCDの発売元である徳間ジャパンが、映画のサントラとしての使用のみ限定で日本語詞での発売を許可されたものだろうと思われます。
そのため、映画と関係のない形式での使用権が認められていないので、「着うた」には入れられないのだと思います。
洋楽に関しては、いろいろと難しい権利関係が絡んできます。
例えば有名なクリスマスソングである『ホワイトクリスマス』は、日本語詞でのカバーでCDを発売することができません。契約上で、英語詞のみの使用しか認めないことにされているからです。ところが、日本語詞も存在はしています。毎年のようにTVやステージで歌われています。これは1回ごとに権利を買っているもので、この模様を録音物として残す場合は、録音物としての権利を買わなければなりません。『ホワイトクリスマス』の場合は録音物としては英語詞以外の許可を出さない契約なので、録音は違法となります。
音楽の権利関係の話は複雑で、一度にはできませんが、今回のケースではそのようなことが原因でしょう、多分。
うまく説明できなくて申し訳ありません。では。
投稿: maline | 2006年10月 6日 (金) 19時50分
こんばんは
1週間お疲れ様でした
携帯・・私はminiSD128MBに取り込んだのが入ってますが、やはり音楽を聴けるようになったのはごく最近。
強迫観念が残っていて、車でも無音(しかもプリウスだからすごく静か)。
sonyのHDDウォークマンも発売日に買ったのに今は主人にあげちゃったし、ゲームも音なしでやったり、心と音楽を聴ける状態ってつながりがありそうですね。
「カントリーロード」中学の時に初めて英語で歌えるようになった歌です
投稿: とまと | 2006年10月 6日 (金) 23時40分
>キルキルさん はじめまして
確かにCDからリッピングですかね。電子データとして取り出すこともできるのでしょうけど、そこまでの根性が無いです(^^;) これでも5~6年くらい前には、何枚か自分で編集したCD-Rを焼いたりしましたけどね…。どのみち、CDからwaveファイルなりmp3ファイルなりにしても、また携帯に移送する手間がありますからね。まあ、そういうのを面倒くさがっている時点でダメかな?(^^;)
懲りずにまたおいでくださいませ。
>malineさん いつもどうもです
ご教授いただきありがとうございます。
確かに著作権はちゃんと守らないといけませんね。ああでもやはり残念。着うたというよりも、記事にも書きましたけど、この歌、合唱にとても向いていると思うんですよね。
>とまとさん どもども~
とまとさんもそうでしたか。僕は音にかなり過敏ですね。ドアが「バタン」としまる音もとても嫌だし、人のくしゃみまで嫌だったりします。
それにしても中学で英語の歌ですか。僕たちの頃ってやったかなぁ。ああでも僕も英語で劇の台詞とか読んだなぁ。(僕は中学から高校にかけて英語が最大の弱点で、ぼろぼろでした(^^;))
コメントありがとうです。またおいでください。
投稿: あゆざかけい | 2006年10月 7日 (土) 16時54分