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2006年10月17日 (火)

まだ死んでいる部屋8(小林弘利さんコバルト文庫名作たちを掘り起こそう)

 まだ死んでいる部屋7の続き。そう、僕の部屋はまだ死んでいる。それを今日改めて実感した。

 一昨日、昨日と、小林弘利先生について書かせていただいた。そういえばもう何年も先生の著書を読んでないな…。と思い、唐突に「発掘作業」になった。(前にも書いたが、僕は大切なものほど奥にしまいこむ性質がある。奥にしまいこむと、いざそれが欲しいときに出せなくなるのに…)

 過去の自分を信用するなら、本棚の最深部にまとめてあるはずだ。だいたいの見当はついていたので、発見するのには時間はかからなかった。…何段も重ねて並べてある奥に発見。おお!懐かしい水色の背表紙たちよ! 過去の自分はちゃんときれいに保存しておいてくれた。何冊あるかな? 数えると…16冊。…そんなものだったかな?

 僕はPCを起動し、14年前に書いた謎文書を開いた。僕は学生時代に仲間内で作った同人誌にブックレビューを寄稿しており、小林弘利さんの作品を取り上げた文章だった。いまはもう眠るマイPC一号機(NEC PC9801N)で書いた文書である。そのときに保有する小林さんの作品が列挙されているはずだった。

 その謎文書。当時の自分は本棚の内容として下記のようなリストを書いていた。

 以下、謎文書より。
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集英社コバルト文庫より…小林弘利さん作品リスト(自分の本棚より)
 一『星空のむこうの国』
 二『いつかやさしい雨が』
 三『タイム・トラブル・プリンセス』
 四『月が魔法をかけた夜』
 五『海の回転木馬』
 六『ほうき星に流されて』
 七『風と天使がおどる夏』
 八『童話を胸に抱きしめて』
 九『童話を胸に抱きしめて No.2』
一〇『こころを女神に』
一一『虹の彼方につづく道』
一二『童話を胸に抱きしめて No.3』
一三『童話を胸に抱きしめて FINAL』
一四『緑の草原 大きな樹』
一五『雨ふる午後におまじない』
一六『旅の神話をつなぐ空』
一七『サウンド・オブ・サイレンス』
 現在(一九九二年一〇月)では、『野原』シリーズなど二五冊目まで出ている。
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 このリストを見ると、最低でも17冊は持っていたはず。でも出てきたのは16冊。過去の自分を信用するなら、手放すことはありえない。どこか他の場所に埋まっている可能性がある。

 ちょっとだけ他を探し出したが、たちまち本が拡散し、埃も舞い、混沌としはじめた。……だめだ。今日はそんな大掛かりな作業はできない。あわてて本棚に「圧縮」しつつ格納した。先ほど取り出した16冊はとりあえず、すぐ手に届くところに位置替え。

 以前数百冊を売り払ってかろうじて整理したのはコミックス。今回掘り出したのは小説。それぞれエリアが違うのだ。(ってそんな広い部屋じゃないんだけどね。本当に本棚は全てあわせても2畳くらいのスペースなのだが、そこに異常に圧縮されて格納されている)

 ちなみに、掘り起こす過程で、懐かしい本の存在を確認した。高千穂遙さん「クラッシャー・ジョウ」シリーズ。新井素子さん「グリーンレクイエム」「あたしの中の……」などの文庫一式。……などなど。(挙げだすときりが無い)

 年末の大掃除の時にでも整理しなくっちゃね……。まだまだ部屋は混沌としている。先の記事で書いた150円のウェットティッシュは、さっそく活躍した。

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コメント

懐かしい・・・コバルト文庫
新井素子さんの本は結構持っていました。
あとは氷室冴子さん!
私は人にほとんど贈ってしまった。。。
いまさらながらちょっと後悔
今日は「のだめカンタービレ」16巻大人買い
一度友人に借りたけど、結局我慢できなかったわ。

投稿: とまと | 2006年10月18日 (水) 16時04分

とまとさん どもどもー(^_^)/~
 いまはいろんな出版社から出ていて、「ライトノベル」などという呼称がついたジャンルですが、昔はよかったですね。朝日ソノラマ文庫と集英社コバルト文庫だけだったですし。
 昔のコバルト文庫は一流のSF作家が若者向けの作品を書いたりしていたんですがね。いまは完全に少女向けに限定されてしまいました。ちょっと悲しいです。
 氷室冴子さんなら「クララ白書」から知っていますよ。(古っ) 「なぎさボーイ」「多恵子ガール」あたりが僕好きでしたね。確か陸上競技が出てきたんだったかな? 「なんて素敵にジャパネスク」はヒットして白泉社「花とゆめ」でコミック化されましたね。
 「のだめ」は今度ドラマ化されるそうですね。TVあんまり観ない僕としてはうーむなのですが、メディア展開がこれからも期待されるヒット作ですね。

 いまの少女小説全開の集英社コバルト文庫には、氷室冴子さんはともかく新井素子さんが帰ってくることは、たぶんないでしょうね…。

 ……かつて僕は「マリア様がみている」を大人買いしました。恥ずかしながら……。あーもー瞳子!早く祐巳の妹(スール)に収まってくれ! などなど、失礼しました。

投稿: あゆざかけい | 2006年10月18日 (水) 18時01分

クラッシャー・ジョウ、懐かしいー!!
確か当時、著者の方のスタジオに申し込んで、
じかに、ポスターを送っていただきました。
(もう、捨てたかも?)

安彦 良和氏、ガンダムのコミックスを
描いておられますね。

              ではでは!

投稿: hiroko | 2006年10月18日 (水) 18時21分

懐かしいぃ~
コバルト文庫小学生の時いっぱい読みましたよ
最近全部売っちゃったけど(苦笑)
あゆざかけいさんも読んでたんですね~
ちょっと親近感が沸きます
私もとまとさんと同じで氷室冴子さんの本いっぱいよんでましたよ

投稿: 瑞希みか | 2006年10月18日 (水) 18時35分

hirokoさん いらっしゃいませ
 hirokoさんも、何気にマニアックでいらっしゃる? (イデオンへの反応といい今回といい。いーえもちろん、ほめ言葉ですよ!)
 クラッシャージョウは劇場映画化もされましたね。安彦良和さんのキャラクターで。日本版スペースオペラって感じでよかったですね。ちなみに僕は「ダーティ・ペア」シリーズも好きでした。確かこの2シリーズは設定上、リンクしているんですよ。ダーティペアの方にジョウの親父さんの若い頃が出てくるんだったかな? うろ覚えですが。

瑞希みかさん どうもです~
 ワオ! 瑞希さんにもっても「懐かしい」? 小学生の頃? 僕は三十すぎてもたまに買うんですが(笑)
 この前なんて、「少年×忍者」(岡野麻里安著)などという表紙からして「うわーこれはいわゆるライトBL」(BLが何の略かわからなければ言ってください。それがわからないのはある意味正常(笑)です)だよ!…ってやつを絵柄のかわいさに負けて買う男ですよ僕は…。
 コバルトでもう長いこと展開していて、未だに終わっていないシリーズがあります。若木未生さんの「ハイスクール・オーラバスター」シリーズ。このまま未完なのか心配です。

投稿: あゆざかけい | 2006年10月19日 (木) 18時07分

こんばんは!
アニメに詳しいのは、高校時代はマン研で
短大時代はアニメ研でそれぞれ、
8ミリアニメーションを仲間と作ったほどの
アニメファンだったからです。って、
8ミリだなんて、トシがバレるー!!
かろうじて、フィルムを現像してくださる写真屋さんが
あったんです。
夏休みの宿題全部と両立させました。

                     ではでは!

投稿: hiroko | 2006年10月19日 (木) 19時35分

補足説明

高校では、メンバーでセル画のアニメーションを
短大では、皆、講義の都合のため、
動画用紙にすきな画材で個人作品を作りました。

それらのフィルムは先輩が東京の専門家に
送られ、現在行方不明です。
セル画も、かなり、盗難に遭ってしまいましたが、
作品の内容は、頭にいまでも浮びます。

                ではでは!

投稿: hiroko | 2006年10月19日 (木) 20時20分

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