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2006年11月 6日 (月)

映画感想20:マトリックス・リローデッド

●マトリックス・リローデッド(The Matrix Reloaded)
 監督・脚本:ラリー・ウォシャウスキー
       アンディ・ウォシャウスキー
 主演:キアヌ・リーヴス、キャリー=アン・モス
    ローレンス・フィッシュバーン
    ヒューゴ・ウィーヴィング
 2003年 アメリカ

 昨日は日曜日。ウィークデイに向けて早めにお休みしないといけない日であるが、夕食後に落ち着いたところで「マトリックス」の続きである本作を観た。けっこう長いもんだから、観終わる頃にはもうオネムの時間だった。昨日はこの続きである「マトリックス・レボリューションズ」を観た後で2本分まとめて感想を書こうかなとも思ったけど、それだと却って面倒なので、ここでひとまず…。

 何だか前作に比べ、一気に登場人物が増えた。会話も早くて字幕を確認するために何度も巻き戻した(DVDでは何て言えばいい?)。ちなみに僕は、映画音声はあくまでも吹替えなし派。声優さんには悪いけど、実写映画での吹替えはどうしても違和感があってダメである。

 全体的な完成度というかまとまり具合は、1作目の方が良かった気がする。序盤、人類の地底都市での話はちょっと間延びした感じだった。これは登場人物が増えたせいもあるから仕方がないのかな。でも、ストーリーだとか台詞とかアクション描写とか、個々については進歩している。4年でこれだけ進歩するんだねー。カーチェイスというかトレーラーの上での格闘シーンなんてすごいよ。僕はかつてひそかに、実写の特撮(CG含めて)は出来の良い日本アニメーション(あくまで出来の良いやつね)には敵わないだろうと思っていたときがある。でもコレを観てしまうと、そんなことは言えないな。
 それにしても「ソース」とか「メインフレーム」とか「オラクル」(笑)とか、コンピュータ関係の言葉がいろいろ出てくる。意味は必ずしも本来の意味ではないけど。ここまできたら「コンパイル」とかも出てくるのかな?

 ふと気になったことは、マトリックス(本作でいう仮想現実世界)はあくまでも仮想であり、前作で言っていた「心を解き放つ」ことを極めたら、もう何でもアリの超人的な行動ができそうなんだけど、血が出るところで「しょせんは人間」とか言っている。うーむ。まあ、こういうことはあまり深く考えちゃいけないんだろうね。
 洋画邦画問わず、SF映画に出てくる「コンピュータを操作して何かを出してます」的な場面の描写は、いつも見ると突っ込みどころ満載なのだが、今作はまあまあリアルな感じはする。(少なくともディスプレイに16進数ダンプをダラダラ流したり、怪しげなソースコードを適当に流したりしているよりは良い感じだった。前作から引き続いて半角カタカナが立てに流れ落ちるイメージはアレだが…)

 この第2作目は完全に第3作目とセットの作品。観終わると最後に「TO BE CONCLUDED」と出てくる。

(視聴形態:自宅でDVD)

参考:あゆざかけい映画勝手にランキング

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コメント

こんばんは。
ウチは主人が映画好きなもんだから、
このシリーズは全部、DVDで観ました。
シリーズが進んでゆくたびに、内容も
凝っていきますが、わたしは個人的には
最初の「マトリックス」がわかりやすくて
好きです。
流行りましたね。主人公がえびぞるポーズ。
当時、スマップの番組でも、あのシーンの
パロディーやってました。
CGで、猟師が鉄砲をクマに撃ったら
そのクマが、えびぞって弾を避けるという。(笑)
あのパロディーは、個人的に録画したかったです。

トレーラーの上での格闘は確かにスゴイとは思いました。
おまけのDVDに製作裏話が収録されていて、
すごい制作意欲だなぁ・・・と、感心しました。

               ではでは!

投稿: hiroko | 2006年11月 6日 (月) 20時09分

あゆざかけさんこんばんわ!!ブログ読んでいて内容があって面白いです。私の場合は内容がなくてカウンターがつけられないのです。暖かい人がコメント書いてくださってうれしい限りなんです。
 ちなみにたとえが悪いのですが日本の出来の良いアニメがTRONでマトリックスはWindowsてな感じかなと勝手に思っています。それでは寒くなるらしいので無理せずに。

投稿: たかでん | 2006年11月 6日 (月) 22時39分

こんばんは
私はもっぱらDVD派
劇場は耳栓持って行かないと…
マトリックスって一時真似するのが流行りましたよね?

映画、ちょっと前に観ていたのは韓国映画ばっかりだったなぁ~
ラブロマンスとか観ないの?

投稿: とまと | 2006年11月 6日 (月) 23時42分

>hirokoさん いらっしゃませ
 そうなんですよ。なんだか流行っていたんですよ。なのに僕は話題についていけなかったのです。ちょっと遅いけど、これで少しはついていけます。

>たかでんさん いらっしゃいませ
 お褒めいただき光栄です。僕は一番の読者は未来の自分だと思ってやっています。現に過去に自分のHPに書き記したものが今になって自分に役立っていますから。
 ところでそのOS比較の例、なるほどと思います。Winに関しては誰も好き好んで使っていないという点がなんとも…(苦笑)TRONは実はものすごく社会に貢献しているんですけど目立ちませんね。

>とまとさん どもどもー。
 らぶろまんす……?
 そ、それはいったい……?(笑)
 うーむ。そういわれると観てないなー。
 というかラブとロマンスの区別がつかない。(笑)
 僕の「恋愛脳」および「恋愛アンテナ」は中学生並だからなー。
 家族愛にはかなり弱いんだけどね。例えば「アイ・アム・サム」なんて泣いちゃいましたよ。

皆様どうもありがとうございます。

投稿: あゆざかけい | 2006年11月 7日 (火) 20時44分

韓国映画で「僕の彼女を紹介します」とか「私の頭の中の消しゴム」とか「八月のクリスマス」はよかったよ。
ヒューマンだと「マラソン」とかね。
ドラマはね、男性も「チャングムの誓い」ははまるよ、54話もあるけど

投稿: とまと | 2006年11月 7日 (火) 21時12分

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