書店めぐり雑感:マリみてとクラブレなどなど
えー。35歳男で集英社コバルト文庫を買ってしまう僕であります。別に弁解するわけではありませんが、コバルト文庫といえば、昔は朝日ソノラマ文庫と並んで、「ジュブナイル」もしくは「ヤングアダルト」向けの小説を安価に提供するレーベルとして、とても長い歴史を持っているのです。昔はコバルト文庫でSFが読めた時代もあったのです。(って弁解?) 今でこそ「ライトノベル」という呼び方が定着していますけれど、そんな呼称も無かった時代からです。
というわけで? 「マリみて」こと「マリア様がみてる」(著:今野緒雪)シリーズ最新巻「あなたを探しに」を発見して速攻で買いました。いやー。表紙のツーショット。祐巳と瞳子のツーショットですよ。ファンの間では各論があるようですが、僕は祐巳の妹(スール)は瞳子だとずっと信じていましたから。前巻のラストの展開から、次こそは仲良し姉妹となった二人が見られるのかと期待していました。由乃さん的に言えば「イチャイチャとかしなさいよ」という感じです。
しかし、今野さん、ひっぱりますねー。ネタバレしてしまいますが、今巻でもまだロザリオの授受は行われていません。(T_T) 次こそは…と期待しています。
知らない人には訳のわからない話題ですみません。
一方、中央公論新社のC-NOVELS「クラッシュ・ブレイズ」(著:茅田砂胡)シリーズの最新7巻も入手。このシリーズは、前シリーズである「暁の天使たち」と同じく、「デルフィニア戦記」(全18巻)と「スカーレット・ウィザード」(全5巻+外伝)との両方を読んでいないと、さっぱり意味がわからないという、ものすごく排他的な作品です。にも関わらずけっこう売れているから、すごいのかもしれません。
今回は珍しく黒金銀の天使たちは出てきません。その意味では「スカーレット・ウィザード」の色が最も濃いと言えるでしょう。シェラくんの個人的ファンである僕としてはちょっと残念でしたが、作者いわく怪獣夫婦であるジャスミンとケリーの活躍ももっと見てみたいですから、良かったです。
両作とも個人的にはとても好きなのですが、人に勧められるかというと微妙です。(^^;) 客観的に見るなら茅田さんの「デル戦」と「スカウィ」は傑作と呼んでも良いほどの作品だと思います。その後のシリーズは、個人的にはとても楽しめるのですが、けっこうファンの間では意見が割れているようです。
小説系で、最近「新たな開拓」はないです。コミックスも同様。昔のように「迷ったら買う」という行動をやめていることも大きいです。本が増えると部屋が死にますから。(^^;)
昨日の記事にコメントをいただいたくりにゃーさんへの返答ではないですが、心に優しい系のコミックスを挙げるなら「コーセルテルの竜術士物語」(著:石動あゆま)でしょうか。あとは「まほらば」(著:小島あきら)とか。(これは似たような名称の小説などがあるので紛らわしいのですが…無論、それは誰にも罪はありませんが…昨年にめでたく完結しています。) 後はアフタヌーンをご存知なら知っているでしょうけれど、「ヨコハマ買い出し紀行」(著:芦奈野ひとし)とか、猫好きのための4コマ「じゃじゃ猫に日々首ったけ」(著:山野りんりん)とか…。どうぶつ系では以前にそこそっこさんからご教示いただいた「とりぱん」(著:とりのなん子)とか。
…挙げだすときりが無いですね。(^^;)
以上、雑感だか感想だか紹介だか、よくわからない趣味に走った内容でした。
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コメント
ヨコハマ、完結していたのですよねぇ。一時期、アフタヌーンは入庫→積み上げの時期があったので(だから、過去4年分のアフタヌーンが部屋にありますよ)、アルファさんとターポンの関係がどうなったか、いまだにわかってません。(ってか、アフタヌーン読めばいいんだけどね。)
しかし、10年以上続いたシリーズですよね。あのトーンを貫いたのは凄いと思います。
じゃじゃ猫は注文しちゃった。わくわく。
投稿: くりにゃー | 2007年4月 1日 (日) 01時17分
とりぱん、ほのぼのしていいですよね。
モーニングを買っていた頃はよく読んでいました。
「神の雫」を読むのが嫌で、この頃は買っていませんが……
投稿: ごまめ | 2007年4月 1日 (日) 12時37分
お返事です。
>くりにゃーさん
4年分のアフタだと相当の重量ですね。「おお振り」の表紙なんかは、後年に価値が出てきたりして。ヨコハマ買い出し紀行は類似する作品が生まれそうもないという意味でも傑作でしたね。OVAも持って居たりします。
>ごまめさん
モーニングですか。僕も週刊系は追随できないので買っていません。(^^;) 島耕作とかはまだやっているのですよね。社長までやるのだろうか…。
コメントサンキです。
投稿: あゆざかけい | 2007年4月 1日 (日) 20時33分