書店めぐり雑感:ミラージュの罠(茅田砂胡さん)など
何気にライトノベルスキーの僕であります。
●ミラージュの罠
(クラッシュ・ブレイズ シリーズ8巻目)
作者:茅田砂胡 中央公論新社C-Novels
シリーズ6巻目の「ソフィアの正餐会」の続きとも言えなくもない。言えないかな? でもソフィアで登場したダグラスが再登場し、もしかすると今後も登場して準レギュラーになる気配がある。シリーズ7巻目の「大峡谷のパピヨン」が、完全に「スカーレット・ウィザード」の主役たちだけの話になっていたのと対照的に、今巻は完全に「デルフィニア戦記」関係のキャラだけの話になっている。しかし茅田さん、タイトルつけるのは苦手っぽいな…。
まあ相変わらず「デル戦」「スカウィ」とさらに「暁の天使たち」シリーズをすべて読んでいないとまったく面白さがわからない内容。シリーズものだし、僕は別にそれでも良いと思うけれど。
展開はなんというか、かなりワンパターン化している気がする。でもファンの人たちはそのワンパターンを読みたいんだろう。僕はこれはこれで良いと思う。茅田さんがやりたいことはなんとなくわかる。スターシステムとも違う。もう作者自身が、リィ、シェラ、ルウ、レティシア、ヴァンツァー、ケリー、ジャスミンといった、「デル戦」および「スカウィ」の主役たちを愛しているのだと思う。その人たちを使って、コミックスの世界で言うならば、F.S.S.(FSS:ファイブスター物語:永野護さん著)の某最強コンビのように、縦横無尽にいろいろとやりたいんだと思う。
……。
後は、来週末にも発売予定の「護君」の最終巻(本当に終わるの?悲しい)。そして時期は未定だけれど、「マリみて」の続きだな。待ち遠しいのは。
「マリみて」に関しては、もう本当に次巻で、祐巳と瞳子が正式に姉妹(スール)になって、ハッピーな展開になってくれないと、ファンが暴動を起こしそうな気がするし。
そろそろ新規開拓するかなぁ。
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コメント
あゆざかさん。コメントをありがとうございましたv
周囲には茅田さんワールドで会話をしてくれる人がいないので
嬉しくなって訪問してしまいました。
茅田さんワールド。
レディーガンナーも結構面白いですよ☆
投稿: ぶんぶん | 2007年8月 4日 (土) 19時02分
>ぶんぶんさん
いらっしゃいませー。(^^)
僕の周りにも居ません。
茅田ワールドを語る人が。
新刊出すたびにかなり売れ筋になっているので、読者は多いとは思うのですけれど…。
昨年、死んでいた部屋を復活させるために相当の本を処分しましたけれど、茅田さんのは下記の分がまだあります。
1.デルフィニア戦記
本編18巻+外伝1巻 →19巻
2.スカーレット・ウィザード
本編5巻+外伝1巻 → 6巻
3.暁の天使たち
本編6巻+外伝2巻 → 8巻
4.クラッシュ・ブレイズ
本編8巻 → 8巻
5.王女グリンダ
本編1巻 → 1巻
合計42巻
…なんだか本棚をざっと数えたらもっとありそうに見えますけれど、計算上は上記があります。「ヴェロニカの嵐」については間違えて2冊買いました。(^^;)
レディガンも、そうですか面白いですか。あまりにも大量の本類で部屋がとんでもないことになっているので、かなり買う本を抑えているのですが、今度、書店でチェックしますよ。
またお越しくださいませ。
投稿: あゆざかけい | 2007年8月 5日 (日) 18時07分