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2007年9月 9日 (日)

書店めぐり雑感:オトナのコドモたち(山田南平さん)

 昨年の日記(まだ死んでいる部屋3)にて書いてるとおり、それまで大量に保有していたコミックス群の半数以上を手放した(それでも数百冊単位でまだ残っているわけだけれど)。
 その中には、平成2年頃から平成9年頃にかけて白泉社「花とゆめ」に掲載されていた「久美子・真吾シリーズ」(いまはコミック文庫化され「オトナになる方法」として再編されている)もあった。

 昨日、駅ビルにあるユニクロに服を見に行ったついでに書店に立ち寄ったら、「久美子・真吾シリーズ最新作」という帯が積んであるのを見つけた。あまりコミックスを衝動買いしないように気をつけているのだけれど、これは内容がとても気になってしまい買ってしまった。

●オトナのコドモたち
(オトナになる方法特別編)
 作者:山田南平 出版社:白泉社
 レーベル:花とゆめコミックス

 久美子・真吾シリーズにおいてはどれが本編でどれが番外編か、内容的には判別が難しいのだけれど、この1冊が「番外編集」という位置づけであるらしい。

 大体において僕は主人公に感情移入して、主人公が一番好きになることが多いけれど、このシリーズは主人公以外のキャラがとても好き。そういう意味でもこの番外編集は楽しめる内容だった。

 僕には久美子と真吾の子供世代を描いた表題作よりも、それ以外の作品の方が良かった。今回のコミックス集録順でいうと、最初の「BOYS BE AWAKE!」と最後の「プラスティック・チェリー」が良かった。番外編集といっても作中時間で言うとどれも未来のお話である。
 「BOYS BE AWAKE!」はジョナサンと広子(ひろし)のコンビ(というかカップル)の大学生時代の話。この二人についてはライトにボーイズラブなのだけれど、僕は男にしてはBL耐性はめちゃくちゃ高い自覚があるし、はっきり言って好き(?)でもあるので、この二人の話はいつも好き。
 「プラスティック・チェリー」はジョナサンの妹のキャロルの高校生時代のお話。本編ではろくに日本語が話せなかったキャロルだったけれど、もうちゃんと日本語をマスターしているし、料理も得意だなんて。今回の中ではこれが最もお話としては良い話で、続きが読みたい。

 真吾も坂田歩もオトナになるとちょっと現実感がないキャラになってしまっている気がするのだけれど、ジョナサンとキャロル兄妹はとても好き。現実感がないという点では同じかもしれないけれど。

 …。

 というわけで、36歳になったばかりの男として、久々に少女コミックスを買ってしまいました。どこかのBL系PCゲームのタイトルじゃないけれど、好きなものは好きなんだからしょうがないのですよ。

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コメント

いいじゃないですか。わたしは動物のお医者さんが好きです。

投稿: たかでんです。 | 2007年9月 9日 (日) 17時02分

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