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2007年10月 7日 (日)

映画感想39:ブレードランナー(ディレクターズカット)

●ブレードランナー(BLADE RUNNER)
 監督:リドリー・スコット
 原作:フィリップ・K・ディック
 脚本:ハンプトン・ファンチャー
 音楽:ヴァンゲリス
 主演:ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー、
    ショーン・ヤング
 1982年 アメリカ
 1992年 アメリカ(ディレクターズカット版)

 もう25年も前の作品で、今日ではあまりにも有名である。しかし僕はこの作品をちゃんと観た事がなかったので、改めて観てみた。

 近年のアメリカハリウッド映画に連想させられるようなハードなアクションものとは大違いであった。
 良い意味で期待を裏切られた。とても奥深い作品であると思えた。

 サイバーパンクと言うらしい独特の世界観。ハリソン・フォードが演じるブレードランナー特捜官デッカード。淡々と描かれるストーリーと音楽。
 ラスト近くの展開は、良い意味で観るものの予想を裏切る。予想を超えると言っても良い。
 そうかといってスペクタクルなんてどこにもない。あくまでも淡々と描かれるのである。
 奇抜なところは何もないはずなのに、とても個性を感じさせる作品である。

 惜しいと思ったところは、雑踏の雑音の中に日本語が聴こえるのだけれど、それが同じせりふの繰り返しで、ちょっと耳に付いた。アメリカの人には当然気付かない部分だろうけれども。

 劇場公開版と内容がかなり違うらしい。それに今年にも「ファイナルカット版」というものが出ているらしい。25年も経っているというのに、いまだに話題となる作品ということだろう。

 一見の価値はある作品と言えるだろう。

(視聴形態:自宅でDVD)

参考:映画感想42:ブレードランナー(ファイナルカット)

参考:あゆざかけい映画勝手にランキング

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コメント

見たくなってきたきた.

これは俺は大好きだ.ブラックレインと同じですっごく暗い.んで,淡々と時間が流れていくんだ.
原作を好きな女性が20年前にいて,えらい盛り上がったことがある.

レプリカントがいいんだよなー.
ハリソンフォードなんてかすむもんなー.

レプリカントは死にたくないし,人間より経験値が多いなら,世界はレプリカントのためにあるようなものだ.
同じように死があるから,感情もあり死から助けたりするんだろうな.

投稿: HAWK2700 | 2007年10月 8日 (月) 08時37分

>HAWK2700さん
 どうもです。
 いやあ。暗いですよね。酸性雨振りまくり。
 レプリカントが見せるなんともいえない哀愁というか、それが良いですね。
 これは「何度も観たくなる」という意味では貴重な作品だと思います。

投稿: あゆざかけい | 2007年10月 8日 (月) 16時54分

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