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2007年11月30日 (金)

今日の日記:鈍感な人は優秀ってこと?

 うちの会社には社内のWebサイトがある。いわゆるイントラネットである。トップページにはさまざまなメニューがあったり全社的な情報発信が行われている。その中に、大体ひと月に二回ほどの頻度で社長からのメッセージが掲載される。
 今日掲載されたメッセージを読んで、ちょっと凹んだ。
 詳細は省くけれど、こんなことが書いてあった。
「『いくら叱られてもへこたれない人』と『家に帰っても叱られたことを悩む人』では、前者の方がはるかに強いし頼りになる」
 キーワードは『鈍感』という言葉のようだった。
 『鈍感力』という有名な本もある。

「まあ確かにそうだな」と思う反面、「繊細で深く思い悩むような人は『弱い人』と解釈され、良い評価はされないのだな。それは強者の理屈だな」とも思った。ある意味それは当然で、過酷な状況でもくじけずにいられた人の、さらに一部の人が、厳しい競争に打ち勝って、上級の管理層であったり会社の代表というような立場に昇ることができる。サラリーマンの世界とはそういうものである。

 僕自身は世間的な出世欲は無い方だ。
 肩書きもあまり気にしない。

 それでも、「人を評価したり選んだりできる立場の人はこういう風に人間を見ているのか」と思うと、やるせない悲しみを感じた。無論、公開された文書だけを見ているので実際にはもっと深い見方をしているとは思うけれども。

 僕は世の中のすべての人が『鈍感』になってしまっては、社会が崩壊すると思う。『鈍感』であることは良いことでもあるし、同時に誰かを知らず知らずのうちに傷つけているかもしれないという悪い面も持っている。『敏感』だったり『繊細』だったりする人が、評価されない社会なのであれば、とても悲しいことである。

 …。

 それと、これはイントラネットの文書ではないけれど、よく先輩や上司に言われることがある。『振れない人』なんだねと。
 他人に仕事をうまく振れないという意味である。
 自問してみる「僕は振れない人だろうか」
 それなりに仕事を仕切って依頼する人のレベルに合った頼み方をするように心がけているのだけれど…。みんながみんな仕事を抱えてパンパンであるとか、振れそうな人は1年目の新人だけであるとか、そういう難しい状況には弱い。…それが「振れない人」か。
 こういうところでも『鈍感』であることは評価されるのかもしれない。相手のレベルをいちいち考えないでどんどん振れば、確かに楽かもしれない。相手がつぶれる可能性が高まるけれど…。

 明日は夕方に歯医者。明後日は多分床屋さん。
 それ以外で外出することはない週末となる予定。
 もう12月だ…。

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コメント

おはようございます。

本当に「鈍感」、「転嫁」が生きる術であるならば、先は暗いです…。

周りにとらわれずに、自分自身納得できる生き方を探し続けましょう!

投稿: bjg | 2007年12月 1日 (土) 06時06分

ON・OFFの切り替えの早い人って意味じゃないかな、なんて思いました。
鈍感だけで生きていたらいざというときに助けは得られないんじゃないかなって思うのです。
 
そして、”振れない人”というのは管理に回るにはちょっと視点を変えたらいいのではないか、と思いました。
「いつまでにしてほしい」と相手に振るときに明言して
相手の技量に欠けそうなものならまずやらせてみて、その結果のフォローで完成させる。
遠回りのようで人を成長させる、できる仕事量を増やすために相手のためだ、と思ったらいかがでしょう。
 
私ごときが言うのは机上の空論ですが(^^;

投稿: でつ | 2007年12月 1日 (土) 06時12分

鈍感力....
私は弱者で構いません。強者には理解出来ないことが、いっぱい感じることが出来ますから。その上で仕事の割り振りをどう考えるか、難しいところですね。

投稿: あんどう | 2007年12月 1日 (土) 07時03分

最近読んでた本の中に、(『敏感』という言葉を借りるなら)「敏感な自分もまた自分である」と受け入れた時に、初めて自分が拓けると書かれていました。今生きてる全員のスタート地点が違うのに、一律に同じ評価対象に乗せてしまうこと自体に無理がある・・・という書き方をされてました。

考えてみれば全員違うんですよね。今会社で仕事してる人も全員、生まれたお母さんも育ってきた環境も違う中で、同じように評価する方が間違ってる。もの凄く努力して今のポジションにいるかも知れないし、のらりくらりと適当に生きててそのポジションにいるかもしれない。だとしたら評価されるべきは必死で頑張ってきた人のはずだと思うんです。でも不幸なことに世間はそうじゃない。理不尽だと思います。

せめて私は、必死で努力してきた人・努力してる人を、ちゃんと評価できる人になれたらいいな~と、本を読みながら思いました。・・・話が本題から逸れました(^^; すみません。

投稿: かな | 2007年12月 1日 (土) 08時54分

こんばんは、あゆざかけいさん

社会も学校と一緒ですね。
教師や、上司に都良の良い人間と言えば、語弊が
ありますが、運営のしやすいように考えれば
あまり、繊細な人間よりバランスの取れた人間を
重宝しますよね。

しかし、そうは言っても皆がみな、バランスの取れた
人間ばかりだと、どうなんでしょうね。
人間ですから・・・・
いろんな人があって、色んな考えがあって良いのでは。
自分は自分ですから。
開き直る事も楽になりますよね。

と、経験上わたしは思います!(^^)!

投稿: まるこ姫 | 2007年12月 1日 (土) 17時23分

お返事です。

>bjgさん
 周りにとらわれずに。
 おっしゃるように、自分自身にとって納得の行く生き方をしたいものです。また、そうするように意識して行きたいと思います。

>でつ さん
 確かにできる人はON/OFFの切り替えもうまいですね。
 また、育成のためにあえて人に振るということは、僕自身にも経験があります。でも、特に「すべてが未経験」という1年目、2年目の人に仕事を振ることは、ものすごく根気がいるし充分な時間も必要なのですね。おっしゃるように、そうやって自分の代わりに仕事ができる人を増やすことは、長い目で見れば自分を助けることになりますね。
 もっとも、会社における人材育成なんて、子育てに比べればたいしたことはないですね。でつさんの言葉は決して空論ではないですよ。

>あんどうさん
 強者の理屈ってありますよね。
 常に強者でいる人には、弱者の思いなど、わからなくなってしまうのですね。悲しいことに。僕も弱者で良いかな。

>かなさん
 なるほど。いや、確かにそうですね。
 みんなスタート地点からすでに違うのですね。
 本当にそのとおりですよね。
 でも、現実の社会は、そこに至るプロセスよりも結果が重視されます。そもそも長い年月を一緒に過ごさないと、なかなか人間のそういうところって見えないのですね。現実は厳しいです。

>まるこ姫さま
 十人十色。人の見方も考え方も違っていて当然。そういう風土が醸成されることが望まれますね。一般的にはやはり、「強い人」「弱い人」という言い方で区別されてしまうのが現状ですけれど、今後はもっといろんな見方が増えると良いと思います。力強い言葉をありがとうございます。

皆様コメントありがとうございました。

投稿: あゆざかけい | 2007年12月 1日 (土) 20時33分

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