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2007年12月 8日 (土)

大丈夫なの? 日本郵便(郵便局)への信頼が崩れる。

 つい先ほどのことである。
 父と夕飯を食べているとき、19時過ぎ頃のこと。
 我が家のインターホンが鳴らされた。神経質な僕は「こんな時間に」と、ちょっと顔をしかめた。
 父が出ると、配達証明(書留)の郵便物であるようだった。「書留だ」といって玄関に出たのも父だった。
 すぐに戻ると思ったのに、なかなか戻ってこない。変に思っていると、父が「なんだ。これはぜんぜん違うじゃないか」とぼやきながら戻ってきた。
 その手には、我が家とは住所も名前も違う、もちろん知っているはずもない他人に宛てられた郵便物だった。封筒の差出人は某クレジットカード会社。おそらく中身はカードであろうと思われた。
 今の19時過ぎならば、外はもう夜である。暗がりであったこともあり、配達人が「ここにハンコを」と催促するままに判を押してしまったという。

 この事態になって、動揺し騒いだのは僕の方だった。
 明らかに誤配達である。しかも書留。中身はカード。
 トラブルの元になりかねない、そんなモノは、至急、郵便局に引き取ってもらわないといけない。

 詳しくは、先の日曜日に一回、その宛先に配達されたが留守だったようだ。書留なので受取人もしくはその家族に直接渡さないといけない。そしてその宛先の人の希望配達日時が、今日の夜だったということらしい。それは配達物を見れば一目瞭然であった。

 父がこの地域の所轄郵便局の電話番号を調べ、電話した。何度か電話しても、誰も出ない。留守電対応もない。郵便局の本局であれば、土日や夜間でも誰かいるはずなのだが。もしかして、郵政民営化で日本郵便となってからは、コスト削減で誰も置かなくなったのだろうか。そんな話をしていた。
 父はあきらめたようだったけれど、僕は何度もかけた。こんな第三者のクレジットカードなどというものを家に置いておく事など、冗談ではなかった。やがて父もまたかけなおした。
 何度か粘り強くかけたら、やっとつながった。女性の方が出た。事情と状況を話し、すぐに取りに来てくれるように頼んだ。その関係で、こちらの住所と電話番号と名前を教えなければならなかったが、それすら気味が悪いと思った。一時的に郵便局に対する信頼が完全になくなり、不信感ばかりがつのったからだ。一度押したハンコの印影を返してくれるようにも頼んだ。

 やがて郵便局の配達係りと思われる男性から電話があり、印影は返せないという。ひとつしかないかららしい。であれば、せめて印影が判別できないように黒く塗りつぶしてくれるように頼んだ。

 誤配達があってから1時間以上経過して、配達人がやってきた。恐縮そうにしていたが、まともにお詫びの言葉も話せないような方に見えた。

 こちらが受け取るときにハンコを押すのだから、こちらから渡す(返す)ときにも、その証拠が必要だ。名刺か何か持っていないかとたずねると、持っていないという。ならばと、こちらから紙を差し出し、姓名と電話番号の記載をお願いした。
「電話番号は自宅のですか」と言うので、「そうではなく職場の番号でよい」と言った。その人個人にどうのこうのというつもりはない。あくまでも郵便局としての署名を求めたのだから。しかし、職場の電話番号がわからないらしい。懸命に携帯電話を操作していた。父が「じゃあ自宅でかまわない」と言うと、記載してくれた。それが本当かは不明だけれど。
 個人情報の重要性は職業柄、特に意識している。本来は知りたくもない情報だけれど、何かあった際の自衛策である。今回のカードの受取人についても、日曜日には不在気味で土曜日でも夜しかいないような生活だという情報を、知りたくも無いのに知ってしまったわけである。怖いことである。

 父が「あなたはアルバイト職員などの臨時職員ですか」とたずねると「違う」という。でも、職場の電話番号を知らない職員がいるだろうか。後で父は「こんな夜間だから、正規職員ではないのだろう」と言っていた。それがもしも本当であれば、「いろんな意味で酷い話」である。

 もしも自分のクレジットカードがこのようにまったくの他人の手に渡ることを想像すると、恐ろしくなった。そして、郵便局って、こんなに信頼性が低いものだったろうかと考えた。昔はとても信頼されていたと思うのだけれど。

 今回の件は、第三者的に見れば、暗かったとは言え、ハンコを押してしまったこちら側にも責はある。しかし、誤配達であることも事実である。
 これからはちゃんと確認しようと改めて思ったのと同時に、僕の中における郵便局(日本郵便)に対する信頼が一気に崩壊した出来事だった。

 あまり人を悪く言いたくは無いけれど、事実は事実なのでここに書き記しておく。

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コメント

おはようございます
逆に誤配されていたら。。。と思うとゾッとしますね。
私ははんこはあまり押さないかな。
使うときにいつも「どこ行った?」になることも多いし。
配達もそうですが、窓口に行くと貯金関係でもあれこれもめてる光景に出くわしますよ(^^;
 
私だったら、郵便局じゃなくてカード会社に電話入れるかな。誤配を暗がりで信用して受け取っちゃいましたが、どうしますか?みたいに 

投稿: でつ | 2007年12月 9日 (日) 07時06分

いろんな意味で怖いですね。
 そういえば、この間憂のところにきた郵便の消印が、切手に全く掛かっていなくて、「この切手はがせばもう一度使えるな」って思いました。いいのかな、こんなんで。
 最近有名とか、老舗とかって言うだけじゃ信用できない物が増えましたね。自分の身を守るためには自分が気をつけないと、ですね。

投稿: 宇都宮憂 | 2007年12月 9日 (日) 09時41分

お返事です。

>でつ さん
 なるほど。カード会社に連絡という手もありますね。
 でも、今回は、こちらが誤って判を押した事実を消したかったので、そういう意味で郵便局相手となりました。
 何度電話にかけても誰も出ない状況には参りました。

>宇都宮憂さん
 最近は社会的信用を失う会社の報道が多いですね。
 これも、いわゆる「失われた10年」(僕に言わせると15年)で、企業が正規社員を減らして非正規社員でまかなうという姑息な手段を続けてきた負の側面だと思います。
 非正規社員が悪いのではないです。会社が使い捨てのように扱うことが悪いのです。そんな環境ではモラルも崩壊しますよね。

投稿: あゆざかけい | 2007年12月 9日 (日) 13時28分

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