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2008年1月 6日 (日)

今年前半の目標:IT試験編(ちょっと愚痴入り)

 先日の記事「今年の楽観的な目標は?」において、情報処理技術者試験でも受けようかなぁ、と思っていることを書いた。
 実際、受けようかな、とは思うし、こういうのは受け続けていないとなかなか厳しいところもある。それは確かなのだけれども…。

 ちょっと現実を考えてみた。

 直近の春試験に目を向けると「テクニカルエンジニア」系の試験が中心となっている。僕の今までのキャリアとか、知識とかを考えた場合、テクニカル系で狙えるのは「データベース」と「システム管理」かなぁ、と思う。無論、かなり試験勉強をしないといけないけれど。
 また、秋試験に目を向けると、おそらく今の僕の職種としては最も適した「アプリケーションエンジニア」がある。ただしこの名前の試験は今年の秋までらしいけれど。

 旧制度である「第一種情報処理技術者」試験を受けて合格したのは13年も前。それも一発合格ではない。学生時代から数えると3回目くらいだった。その後、ろくに勉強もしないで「オンライン」を受けて見事に落ち、その後新たに加わった「データベーススペシャリスト」(今で言うと「テクニカルエンジニア(データベース)に該当」)にも、準備不足のまま受けて落ちた。

 高度情報処理技術者の試験は1年に1回しかない。今年の秋試験に向けてであれば、何か準備ができるかもしれない。でも、それもけっこうな負担になる。
 こういう試験って、何が一番負担かと言えば、今現在直面している業務と直結しない内容である場合、本当に試験対策だけで労力を消費することになるし、それに見合った現業務へのフィードバックが見えないというところだ。

 昨年、基本設計でいったん凍結してしまった開発プロジェクトが、もしも凍結されなければ、データベース設計などは相当入り込んでいたはずだ。でも、今の自分の業務を考えると、うーむ。なかなか直結しない。(どちらかというならば「システム管理」系かなぁ)

 どちらにせよ。相当敷居が高い。
 いわゆる他人からの評価とか、知らない人からの評価とか、そういう面で考えると、いろいろ問題は言われているけれど、「国家試験」のネームバリューは大きい。それでもねぇ。
 やはり時期が固定されていて、合格率も相当低い国家試験は、もう少し先を見たほうがよいかもしれない、と思った。

 もっと現実を考えた場合、まずはこれかなぁ、と思えるベンダー系試験があった。
 サン・マイクロシステムズ認定試験(Java)のうちの
 「Java アソシエイツ (SJC-A) 」である。

 僕は、C、COBOLならば知っているけれども、実際にJavaでの実装の経験はないし、そう考えれば、まずはこれくらいから目指さないとなぁ、という感じ。「これくらい」といっても、それなりに勉強しないと受からないと思う。
 今の僕が直接Javaでコーディングすることはまずないけれど、でも知らないとレビューもできないしね。

 当面はこれを目指そうかなと思い、参考書も買ってしまった。よし! 毎日持ち歩こう! と思う。

 …。

 ここから先はちょっと愚痴。

 2004年だから、もう4年前か。UMLの知識の必要性を感じ、UMTPによる「UMLモデリング認定試験」のL1(レベル1)を、T1,T2という2試験を受けて合格した。(ちなみにその上位であるL2試験は策定中だった)そのときは、うちの会社の表彰制度には、この試験は存在しなかった。それでも身銭を払って受けたのだけれど。最近になってようやく会社の制度にこの試験が入ってきた。
 別に表彰を受けたいわけでも、自慢したいわけでもなく、「この試験を勉強して受かりました」という事実だけでも、会社側のデータに反映させたいと思い、ちょうど人事部門に同期がいるので、登録をお願いしたことがある。一度は、簡単にできると言われたから頼んだのだけれど。…やはり上長を通じた申請が必要らしい。もう数年も前に受かった試験だし、しかもL1だし。そこまでするのもなぁ、と思って、結局まだ登録はされていない。
 また、もっと前のこと。
 IBMのDB2UDBというDB製品が、親会社の技術標準だった時期がある。しかしそのとき、会社の制度では、Oracle(オラクル)の認定試験「オラクルマスター」と、マイクロソフトのMCDBしか対応していなかった。
 僕はIBM系では3つの試験を受けていた。もっとも下位でレベルも低い「アドバイザ」(日本だけ)→国際認定である「エンジニア」→「エキスパート(運用)」
 アドバイザはともかく、エンジニア試験とエキスパート試験は、相当難しかった。少なくとも僕には。受験料も高かった。それで、僕は人事に直接言ったことがある。「親会社で技術標準に指定されている製品の試験が、なぜ当社の制度にはないんですか」
 そのときは結局、上司と相談して、エキスパートのみ、登録してもらった。
 これも現在では、エンジニア、エキスパートともに制度に入っている。
 会社の部署ごとの保有資格人数資料を見ると、一応エキスパートの人数に入っているようだ(名前はわからないようになっているけれど)。ところが、エンジニアには数えられていない。それは多分、エキスパート取得時に個別に申請したためだろう。
 でも、この試験だけを見れば、エキスパート試験の受験資格がエンジニア取得者であるので、エキスパート取得者は必ずエンジニア取得者でもあるのだ。要するに、人事側は個別の試験の内容なんて、わかっていないんだよね。(まあ、ベンダー系の試験体系は複雑でもあるけれども。そもそも同じ程度の難易度だと、ベンダー系はやはり低く見られる)

 あまり過去のこと(しかも一般的に見ればそんなに高位ではない試験)にすがり付いて「あさましい」とは自分でも思うけれど。人事とかそういうところでは、本当にデータしか見ないから。だから、とにかくデータに入れてもらいたいんだよね。

 先んじて行動しても、損した気分になる。

 こういう思いはずっと抱えてゆくのかなぁ、と思う。

 いやー。あさましい。実にあさましいけれど…。

 すみません。愚痴でした。

 …。

 とにかく、あまり急がず、現実的な目標を持って、やってゆこうと思う。少なくとも昨年の年始にはこんなことを考えもしなかったので、良い傾向なのかもしれない。

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コメント

目標を定め実行に移すことは良い事に思えます。私はシスアドで挫折しています。データベースがわかっていないのです。JAVAは使える言語だと思えますので頑張って下さい。

投稿: たかでんです。 | 2008年1月 6日 (日) 18時28分

どんな試験でもそうだなぁ。。。と思います
MOUSももう古くなっちゃったし、社労士も法改正で多分浦島太郎状態。
最新の情報を維持するには費用もかかるし。
 
でも、前向きですごいな。

投稿: でつ | 2008年1月 6日 (日) 20時32分

かつて、会社がIT系企業であることの通産省の?認定を受けるための資格要素として、社員に何人の情処の試験合格者がいるか、ということが必要とされた時代がありました。(たぶん、いまはもうないはず。)
そのため、会社としても社員に情処の試験を受けるよう勧めていたし、報奨金も出るようになっていたはず。
会社が新しい顧客と取引する際に、会社の技術レベルをはかる指標としてベンダー系の資格(CCNAとかORACLEマスターとかMCPとか)を要求することもあると思います。
会社としては、有資格者がいるんだ、ということはセールスポイントになるから積極的に調査して、公表する(会社案内に載せる)ことが望ましいはずなのですが、さて?
(とはいえ、私も電話工事の免許、結局会社には認めてもらえなかったよなぁ。)

投稿: くりにゃー | 2008年1月 6日 (日) 22時40分

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