今日の日記:今年度が終わる。
いまひとつ調子が出なかったけれど、とりあえず「今年度最後」の日である3月31日は終わった。今日までが平成19年度(2007年度)、明日からが平成20年度(2008年度)である。近年は年の言い方も西暦で言うべきか和暦で言うべきか迷う。完全に混在している。
平成20年度。ということは、平成生まれの新入社員が入ってきてもおかしくはない状況になった。そう考えるとすさまじいジェネレーションギャップを感じる。
今日は大きく言うと二つのことをしていた。ひとつは人事面談後の人事考課資料の再提出。もうひとつは新人への対応だった。ここでいう新人とは平成19年度入社の者である。
新人というか業務経験が無い人に共通して言える特徴は、自分の行った作業について、後からでも確認できるようにチェックをしないということだ。
僕はある新人に対して「今回のプロジェクトで修正するプログラムのリストをタイムスタンプ付きで用意する」ことを頼んでいた。UNIXサーバのある場所に格納されているプログラムマスターのリストを取って、資料を起こすという、知っている人からすればとても簡単な作業。しかし、リストを取ろうとしている場所は、誤って更新などをしては大変なことになる場所である。
やり方については訊きに来るように言ってあったけれど、こちらが想定した質問は来なかった。なので、こちらから向こうの画面に行って、一通りの手順を、説明しながら一緒にやった。確認しながらやった。この「確認しながら」という手順を、本当に新人はやらない。そういう習慣がまったく無い。
よく、手取り足取りなどといわれるけれど。本当の1年目は、これくらいに教えないといけない。当たり前のことを、痛感した。だから、みんなが忙しすぎて新人の対応を誰もやってくれないような部署は悲惨なのだ。負のスパイラルが待っている。
男女を問わず、新人の域を出て頑張ってきた人に辞められるのは本当に堪える。悲しい。
人材育成ってものすごく時間と労力が必要なんだ。
近年の日本企業は、ここに対してコストを抑えようとしたから、今、変な社会になっているんだ。
一方で僕がちょうど会社を突然長期に休んでしまったときに2年目だった代の若手社員(今3年目、明日から4年目)には、何かと迷惑をかけてしまっている、という負い目がある。今日もその負い目のために、胃がきりきりと痛んだ。
僕は昔から人にモノを教えるのがうまいと思っていたけれど、それは錯覚であったように思う。実はとても下手なんじゃなかろうか。
…。
とにかく今日で今年度はおしまい。
夕方、仮配属だった1年目に正式に辞令が出された。
彼らも明日から2年目だ。
僕は何年目かと訊かれるととっさに出てこない。
平成5年入社なので、今日でちょうどまる15年であるようだ。ということは、明日から16年目? うっそー? 本当かよ。
同期の中にはすでにマネージャー職の人も居る。まあそういう方向のキャリアには興味ないので気にしないけれど。来年度もなんちゃって主任としてのらりくらり行けるのかな?
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コメント
こんばんは
ジェネレーションギャップ?というか意図したことが新人さんには伝わらないことって多いみたいですよ。主人もよく言っています。
そのたびに「おっさんなんだから」と突っ込みますが(^-^;
投稿: でつ | 2008年3月31日 (月) 22時28分
おはようございます。
意図したことが、全く違う方向に進んでしまうこと多々あります。
僕は今年度も自分の心の健康を第一にのらりくらりと行こうと思います。
自分自身の負のスパイラルを変えてくれたのがこれでしたからね。
投稿: bjg | 2008年4月 1日 (火) 04時17分
望んで出来るなら,やっていけるようには思うなー.
上昇志向が無ければ,上司の人は困らないかい?
俺は若い頃に困らせたものだけれど,もう.今は大丈夫だな.
投稿: HAWK2700 | 2008年4月 1日 (火) 07時52分