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2008年6月30日 (月)

今日の日記:シビアさをます進捗会議…メインフレームはけっこう好き。

 毎週月曜日夕方はプロジェクト内部のリーダー級会議。各チームの定例は金曜日で、その結果を持ってマネージャーに報告する場。明日の火曜日はお客さんとの定例。そんな流れ。
 設計から実装に入って、いろいろ状況がシビアになってくる。マネージャーの圧力が高まる。自分に向けられる圧力では無いのに、かなり緊張する。そして思う。自分が真っ正面から受ける立場に居たら、耐えられないな、と…。
 僕はリーダーでは無いけれど、どこのチームにも属さず横断的に動いている立場であり、僕の活動の報告も求められる。ああ、自分でしゃべっていて「ああ分かりづらい報告だな」と思う。マネージャーに叱られたらと結構ビクビクする。

 ところでテスト環境を構築するために、プロダクションからデータをコピーして来て、デバッグサーバのDBを整備しないといけないのだけれど、いまは情報規制が厳しいから、マスキング環境がある汎用機(メインフレーム)からしか持って来ることができない。汎用機といってもIBM390とかその互換機とかではない。かなりマイナーなUNISYS2200。
 厳密にはIBM及びその互換機のみをメインフレームと呼ぶという説があるみたいだけれど、まあとにかく汎用機。ホストとかいう奴。
 いまの若手はホストからバッチジョブを流してファイルを転送してサーバDBにロードなんてやったことがないはず。…ということで、明日は臨時の勉強会を主催。

 僕はけっこうメインフレーム好き。だって、普通の人は絶対に触らない環境だから。昔から古いダサいとひどく言われているけれど、殊バッチジョブを流すためのプラットフォームとしては、かなり堅牢だと思う。UNIX系なんてcpコマンドで作成途中のファイルを、他のプロセスから平気でリードできてしまう。メインフレームの世界では必ずファイルはアサインされるから、そんなことはないのだ。…もっともファイルをコピーするためだけにJCLを実行する必要があるんだけれど。そういう意味ではUNISYS2200は良い。ファイルシステムは汎用機そのものだけれど、オペレーションはミニコン(死語)だから。UNISYSホストがUNIX系に似ているなんてことは、案外知られていない。人が交わらないからね。
 僕はIBM系もUNISYS系もUNIX系も知っている。結構貴重かもしれない。

 ああうまく説明できるかな。

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コメント

メインフレームも巨大UNIXサーバに置き換えられて、それも、ブレード分散サーバに置き換えられてしまいましたからねぇ。
いまどき、メインフレームの技術を持っている人はそれなりのお年の人ばかりだから、貴重かもしれませんね。
夜間バッチなんて、どう考えてもメインフレームの世界なんですけどねぇ。

投稿: くりにゃー | 2008年7月 1日 (火) 11時04分

UNISYS2200って、結構古いマシンじゃ.....
大学院での自由研究でメインフレームの歴史と通産省vsIBMの争い、そして富士通のコピーマシンの台頭とをレポート作成しました。
UNISYS2200って、日本ユニシスのマシンだったら、一つ間違っていたら私はユニシスの営業をしていたかもしれません。(謎)

投稿: あんどう | 2008年7月 1日 (火) 19時26分

>くりにゃーさん
 基幹系では汎用機はまだまだ現役ですよ。莫大なCOBOLプログラムの資産もありますから、そう簡単にダウンサイジングはできないですね。いまは情報処理の学校や新人研修でも汎用機プラットフォームを教えないので、現場では深刻な人手不足ですね。

>あんどうさん
 すごいですね! 大学院でそんなレポートをお書きでしたか。確かにUNIVACはコンピュータ黎明期より存在したコンピュータです。バージョンUPを重ねながら、いまでも動いています。36ビットワードマシンアーキテクチャという個性的な環境ですね。

投稿: あゆざかけい | 2008年7月 1日 (火) 21時24分

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