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2008年7月31日 (木)

どうか養生してほしい。

 このブログを昔からずっと読んでいる人にしか分からないと思う。2年前に僕が休職したときに、ちょうど僕がOJTトレーナーとして面倒を見ていた後輩社員がいる。僕はずっと気にかけていた。ここには敢えてあまり書かないようにしてきた。でも今日はちょっとだけ書く。
 彼女はメンタルな部分で不調になってしまい、昨年度からも欠勤しがちだった。今年度に入っても不調のようだったけれど、5月〜6月にかけては、割と持ち直して居たようにも思えていた。しかしここ1ヶ月くらい、パタリと来なくなった。
 今日、久しぶりに顔を見せたので思わず話しかけた。しばらく休職することになったという。

 ちゃんと休んで養生するという意味では、休職も良いと思う。来たり来なかったりでは、なかなか辛いものがある。仮に僕が直属の上司だったら、それでも良いと言ったかもしれないけれど、彼女のいまの上司は、そういう状況を受け入れられないようだ。…というか、組織の管理職は、ほとんどそうかもしれない。メンタル不調の人の理解は、正直、期待できない。悲しい現実だけれど…。

 できることなら退職はしてほしくない。もったいない。今年のような超売り手市場ならばさておき、彼女が入社した年度は、就職氷河期の末期であり、当社でも近年でもっとも採用人数が少なかった年度だ。その中で、専門卒で入ってくるのは、とても優秀な証だ。

 …。

 あまり書くのはよそう。書いてはいけないことを書いてしまいそうだ。
 退職してほしくないというのは単なる僕のエゴでもある。だから、彼女の人生にとってより良い選択がそれであれば、それでも良いと思う。

 まずは会社のことは完全に忘れて、どうか養生して欲しいと思う。

 僕なりの体験で言うけれど、確かに会社環境がストレスフルだったりすることも、職場復帰の妨げになるが、最大の障害となり得るのは「家族」だ。家族の理解の度合いによって、本当に何もかも違ってくる。どうか彼女の家族が彼女のために、理解を示してくれることを祈る。

※コメントは受付できません。ご了承ください。

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