いま問われているのは政策ではない。
いま問われているのは政策ではない。この10年間の政権への評価である。そして国民がいま望んでいるものはマニフェストではなく、イノベーションである。無論、マニフェストの内容はとても大切だけれど、それでも今国民が問題にしたいことは憲法の話とか外交とかではなく、社会保障とか医療とか教育とか、内務である。
現政権に与する者たちは野党の政策を批判する。でももう問題はそんなレベルではないのだ。これまでの10年間に対する査定をしないといけないのだ。だから与党がやるべきことは野党の批判ではなく実績のアピールであるべきだ。それができないならもう降参するしかない。
投票日まであと3週間。現政権に与する者たちが、あらゆる手段をしかけてくるだろう。マスメディアは所詮、政権よりに動く。それでもまず我々国民は、投票日にちゃんと投票しに行くという、最低限の義務を果たさなければならない。
どうか投票率が上がりますように…。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
賢い民衆としては、正しく我々を導いて、幸せを提供してくれる政党に対して投票するのでしょう。
だから、マニフェストは大切。マニフェストの実現性をよっく吟味しないと行けない。
政権政党がそのマニフェストを実現可能なのか、シミュレーションして、信頼を託することが出来るか充分考慮した上で、投票しなければ行けない。
だから、これまでの実績をこれまでのマニフェストと対比される、現在の政権政党は圧倒的に不利になるはず。
とはいえ、政権を取ったことのない政党が、マニフェストを守れるだけの実行能力があるのか、と問われた場合に、それを担保できないのも事実。
最後は、投票者の期待と信頼にかかるのですけれどね。
で、愚民は、投票した先が「自分にどれだけの得を授けるのか」で判断する。
今回は面白いことが起きそうで、期待しているのですけれどね。
今までは、政権政党=自民党だったから、自民党に投票することで、政権が自分たちにプラスのフィードバックをする、ということが癒着の構造で成立したため、自営業・農家・巨大企業が自民党に投票したけれど、自民党が政権政党でない、という可能性が表れた場合、彼らは、とにかく、「政権政党」に投票することになるから、だから、面白いんですよね。
愚民政治というのは、こういうひっくり返りが起こりえるから、面白いですよね。
いい言葉言った方が勝ち、という可能性があって、ていうが、具政を布いたら負け、というのがはっきりわかって、面白いですね。
投稿: くりにゃー | 2009年8月 9日 (日) 18時02分
こんばんわ。
「投票日」まで、「3週間」となりましたね。
それと、「投票率」が上がると良いですね。
投稿: H.K | 2009年8月 9日 (日) 22時23分