他家のことながらも…ちょっとした修羅場を見て…。
今日は2週間に一度の精神科クリニック通院日。今朝は出遅れてしまい、並ぶのが朝9時過ぎになってしまい、全体で15番目で、午前中いっぱいかかってしまった。長い時間を待合室で過ごす。比較的早く呼ばれた、とある女性患者さんが、診察を終えると泣き始めた。事情はわからないけれど、家族(親)を呼ぶように医師から言われたらしい。それがとても嫌なことのようだった。やがて父親と思しき人が来て、患者たちの面前であるにも関わらず、父娘でいさかいが始まった。患者さんは多分、僕とそんなに歳は変わらない。だから父親と思われる人もけっこうな高齢に見えた。その男性は時折怒鳴り声をあげる。「こんな風に怒鳴る人なんです。こういう人なんです」患者さんはそう言い、事務の人ともめていた。
やがて僕が診察に呼ばれた。終わって待合室に戻るとその父娘は居らず、しかし屋外から女性の泣き叫ぶような(おそらく父に訴えかけるような)声が聴こえた。
事情はまったくわからないので、言葉はないのだけれど…。まあ、すぐに怒鳴る男性って居るよね。よく居る。特にいわゆる団塊世代から上の世代。これは僕の偏見かな。怒鳴るのは良くない…。ちゃんと話し合いをしましょうよ。そう思った。
…。
僕の家庭を振り返っても、そう安穏とはしていられない。義母と父との暮らしには、僕は甘えているという自覚はある。最大の理解者は父だけれど、将来に不安がないということはない。むしろ不安でいっぱいだ。
もしも僕が3年前のように休職してしまったらどうなることか。心配はかけるだろうし、いろいろな問題が起こるだろう…。
メンタル疾病(本当はそれ以外もだけれど)に関して、家庭の存在はものすごく大きい。よくもわるくも。
…。
僕の診察時は、医師はいつも同じことを言う。仕事はやればやるほど、周りからは出来るものと思われてどんどん増えるので、やり過ぎないように…。
わかってはいるのですけれどね…。
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コメント
こんにちは。
全国のあちこちで似たような光景が見られるのかもしれません。
私には、とてもとても辛く、憤りを覚える光景です。
投稿: 靴底 | 2009年10月25日 (日) 15時15分