少しだけまじめというか暗い話を…人を育てるなんて僕にはできないと思う…。

　少しだけまじめというか暗い話を…。
　先にも記したことがあるけれど、昨年、部長との面談という機会を得た。そのときに言われたことがけっこう忘れられない。「もっと周りに影響を与えるようにしよう」…仕事のモチベーションとは単なる給料の多寡で決まるのではなく、どれだけ自分の発言や行動が広く影響を与えられるかで決まってくる。それが部長の考えであり、まあ間違いではないと思う。僕をそれなりに評価してくれていて、良い意味でおっしゃっていることはわかる。とてもありがたいと思う。…思うけれども、僕は僕なりに、既に影響を与えるような行動を過去にしてきて、それが良い結果に結びついていない。
　僕は昔、「知識や経験の共有が理想なのはわかるが、それは『継承』を重ねた結果だ」と考えていて、まずは自分が持っているものを『継承』することに、ものすごくこだわって頑張ったことがある。ただ、今振り返るとものすごい空虚な気分にさいなまれてしまう…。僕が『継承』を強く意識して育成というか、コーチングしたことが、過去に２回ある。それは対象者が２名ということだ。本当ならもっと早くそうすべきだったのだけれど、組織変革の過渡期で、僕の代には、下に長く育成すべき人材が居なかった。物理的に居なかった。
　一人目は、今も保守チームで活躍している人で、派遣の人だ。その人もものすごく前向きで頑張る方だったので、そのときは非常に有意義に感じた。…けれど、近年は、当社の社員ではないという部分が障害になって、その人から別の人への『継承』が上手く行っていない。正確に言うならばその必要性をだれも認識していない。なぜならその人が『派遣さん』だからだ。僕はそういう風潮に対してものすごく虚無感を覚える。
　もう一人は、前々からたまに記事で触れている人で、昨年はじめに会社を辞めてしまった…。様々な要因が重なっていることは承知の上で、それでも僕の中に傷として残っている。

　多分、いちいちこういうこと…虚無感だったり失望感だったり…を感じない人が、リーダーや管理職になってゆくんだろうな…。社会とはそういう風にできている。

　…。

　明日からはまたタイトなスケジュールなので、いきなり残業かもしれない状況だけれど…。僕には人を育てたりすることは、上記のような経験が既にある以上、無理だと思う。…そう思いながら一生を送るんだろうな…。

　…。

　暗い話ですみません。。。

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