法律改正の背景や意味と医療現場の意識の低さ…そう思うのは僕だけでしょうか…。
朝からのどが痛い状況ではありましたけれど、なるべく午前中で通院を終えたかったので、朝8時くらいからクリニックの外に並びました。
僕が通っているクリニックは常連患者が、良くも悪くも仲が良いというか、いろいろおしゃべりをしたりしています。僕も通院歴的に言うなら常連ですが、僕は声をかけられたら返事をするくらいで、コミュニティに参加しようとはしていません。別に嫌だとか、否定的に思っている訳ではなく、病院等の公共の場では私語は慎むべきだと思っているだけです。
今日は月初のためなのか、いつも以上に待合室のおしゃべり皆さんのボルテージが高く、クリニック職員からやんわりと注意を受けるほどでした。僕は最近は持って出ていなかったiPodを、今日は持って行って居たので、助かりました。
主治医との話は、現状の報告止まりでした。まあそれでも良しとしましょう、と思いました。僕が置かれている状況は、産業医から時間外労働の制限を命じられ、職場の上司もそれに関しては協力的ではありますが、仕事の内容や役割に変化が生じたわけではなく、どちらかというと役割的には厳しくなっています(サブリーダである僕の上に該当するリーダが兼任になったからです)。産業医の指示が守れない状況になったとしたら、また以前のようなまとまった休みが必要になるかもしれないと、主治医に話しました。
…。
ところで、報道等で聞き及んでいましたが、法律改正の関係で、今年度(つまり今月)から、医療費の明細が発行されることになっています。今日、その明細が渡されたわけですが、薬局においては、こんな風に言われました。
『今年度からこういった明細が出ることになったんですが、今後も必要ですか? 要らないようであれば次回からは出さないようにしますが…』
雰囲気的には「次回から出さなくて良いですよね?」という感じでした。
僕は困りました。
『えーと、本人に聞かれても困るのですが…』
『特に医療費控除等の時には無くても大丈夫です』
しばし考え、僕はこう言いました。
『…決まりではどうなっているんですか?』
『出すことになっています』
『…でしたら、そうしてくれますか』
気のせいか薬局の方は憮然としていた感じでした。
患者本人の意思と、法律の趣旨は、切り離して考えるべき事項だと思うのは僕だけでしょうか。
患者が「こんなもの要らない」と言い、医療機関側が「決まりなので受け取ってください」というような感じなら良いと思います。でも今回のこれはないよなぁ、というのが僕の気持ちです。患者を馬鹿にしている気もしないでもないです。
おそらく全国の多くの現場では、似たようなことが起こっていて、患者の多くは『不要なら次回からは出しませんが?』と聞かれ、『はぁ』という感じで、法律が形骸化されているのでしょうか…。ちょっと意識の低さにいろんな意味でモチベーションが下がります。
僕もその明細が必要かと聞かれれば、別に必要って訳じゃないですが、法律改正の背景には様々な意味が込められているはずですから、少なくとも医療機関側がそんな意識ではダメではないでしょうか…。
…。
今日はのどの痛みがあったので、午前中の通院のみの外出でした。
明日は風邪の具合を見て、外出するか決めたいと思います。
↓よろしければポチ!
にほんブログ村
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こんばんは
待ち合い室がうるさいのは嫌い(>_<)
付き添いがうるさいのでサイレントゾーンを作ってほしい、と主治医に言ったこともあります。音楽すら耳にしたくない時もあるからウォークマン武装ができないから…
明細書、昨日耳鼻科でもらいました。
待ち時間の目安と大幅に違ったので?でしたが、発行量が増えた分時間も読めなかったようです。
出すべきものを出さないのはダメでしょう、と私も思います。
投稿: でつ | 2010年4月 3日 (土) 21時49分
おはようございます。
病院、私的には体調の悪い時に行くので、私語の賑やかなのは受け付けません。仕事ではやはり医師の面会をお願いするにあたり緊張感もあり、私語を慎んでいます。
仕事柄、診療報酬明細の取付をよく行います。一部の病院では、実際の治療内容とレセプト記載内容が異なり水増しを図ったり、一つの怪我で受傷機転を変えてカルテを作成し、労災扱いと一般傷害と二つの適用を図っていたりと、ダーティーな病院の一面を垣間見ることがあります。
不治の病の罹患を悟られたくないとか、事務が煩雑化するという表向きの理由はさておき、診療情報は基本的に患者に公開されるのが正しいと思います。まして、記事のように法律適用と患者の意思を分けるようなアプローチは、患者として心象を害するのが自然だと思います。
投稿: asauzu | 2010年4月 4日 (日) 07時07分