昨日の地震…。
毎週金曜日の午後イチは、システム保守チーム全体の定例会議。その中で、年度末を控え、いくつか完了が危ぶまれる状況にある件名やプロジェクトがあり、土日出勤も含めて、何とか乗り切ろうという話をしていた矢先でした。
僕は今週中に終わらせる予定の仕事のまとめを、ビル9階にある自分のデスクでやっていたとき…。突き上げるような振動が来たかと思うと、次第に横揺れが始まり、どんどん振幅が大きくなって、椅子に座っていても自分を保てず、床に膝をついて机につかまっていました。『これは洒落になってないね。ヤバイね』と周りでは言っていました。机の上のキングファイルやペットボトルは倒れました。
その後も2~3回、大きな揺れがありました。職場からお台場の方向を見ると、煙のようなものが上がっていました。揺れがあるたびに『うわー収まってくれー』と思いながら机につかまっていました。地震でここまで恐怖感を覚えたことは無いです。
午後4時くらいになると、揺れも断続的に続いてはいましたが大きいものはなくなってきて、また普段のように仕事を続ける人が多く居ました。
僕も仕事を再開しようとしましたが、家や家族が心配で、また地震の怖さが残っており、仕事は進みませんでした。
交通機関が止まっているという情報が既に届いていたので、茨城や栃木といった遠方から来ている人は、『帰れないな』等と笑っていましたが、僕には笑えるだけの余裕がありませんでした。
前述のように皆多忙な状況であり、更に交通機関のマヒのため、そもそも帰れなかったりする人が多く居ましたが、僕は定時の鐘が鳴ると、リーダーや上司に『帰ろうと思います』と言って、帰宅の途につきました。
昨日にも記しましたが、そのときは既に道路は車であふれ一向に進まず、歩道は人であふれていました。バスの利用も考えましたが、ものすごい長蛇の列になっており、バスにも人が満載であったため、あきらめて歩くことにしました。途中、コンビニで飲み物を買いましたが、大量の食料や飲み物を一気に買っている人が何人も居ました。こんな人が居たら、店からはすぐに品物がなくなってしまうだろうと思いました。
直線距離は3Km少々ですが、道を歩くと6Kmくらいになります。僕は1時間45分くらいかけて、何とかたどり着くことができました。途中で陽が沈み、風もつよくなって、どんどん寒くなって行きました。
家族は無事で、家も予想していたよりは被害が無かったのでほっとしました。
…。
おそらく、職場の人の多くは、帰るに帰れず、今日の朝になってようやく動き出した交通機関で帰ったのだろうと思いますし、そもそも仕事が忙しい為、帰れない人も多く居たと思います。
…。
今日の通院では、いつもよりも患者さんが少なく、また医師も早めに診察を開始しました。
TVやラジオでは、ずっと地震の被害について伝えており、未曾有の大災害であるという重い事実が明らかになってきています…。
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