昨日までの疲れが出たのか、今日は身体が重くてダメな日だった。久しぶりに晴れたというのに外出しなかった。勉強的なこともあまり進まず。もう6月なんだな。
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情報処理技術者試験の新制度が運用開始され、今年の4月には「ITパスポート試験」が初めて実施された。先日、合格発表があり、とても幅広い年齢層の方々が受験され、全体の合格率も高めだったことが明らかになった。
うちの職場でもこの試験についての話題が出た。部長からこういう試験にもっとチャレンジしなさいというお話があったようだ。副マネージャークラスのベテラン社員が、ご指名で今度の試験に受けることになったらしい。彼らは今のITSS(ITスキル標準)で言うならレベル4以上の者である。(社内的にはそう認定されている)
僕はグループ会議でその話を聞いた時に、質問をした。「ITパスポート試験はこれまでの初級アドミニストレータ試験よりもレベルを下げ、ITSSレベル1を想定した試験だ。だからうちの職場の社員が目指すことを考えるなら、若手なら基本情報技術者(ITSSレベル2)、中堅以上なら応用情報技術者(ITSSレベル3)、もしくはそれ以上を目指すべきでは? まして既に相当高いレベルの者が受ける試験?」
また、僕は内心ではこうも思っていた。単なるレベルの問題だけではない。たとえば基本情報技術者試験などは、実装工程を担当する者には目標となるが、上流工程設計を行っている者の目標にはなり得ない。今の業務内容との関連も考えて試験の評価をしないといけない。
マネージャーからはこう諭された。「それもわかるけれど、そういうことを言い始めると敷居が高くなってしまう。ここで重要なことは、こういった試験にチャレンジする雰囲気を作ること。そこでまずは先輩社員がお手本を示すことになっただけだよ」
情報処理技術者試験の制度の変遷には、けっこう複雑な思いがあったりする。僕が今で言う基本情報技術者試験に相当する第二種情報処理技術者試験に受けたのは18年も前で、その上の第一種情報処理技術者試験を受けたのも14年も前。その後、制度変更があり、アドミニストレータ試験が新設された。当初、この試験は「ユーザ側」の立場にある者を想定した試験だとされていた。だから、僕も受けようという思いになれなかった。しかし、アドミニストレータ試験が初級と上級に分かれるなど制度の変更が続く中、社会的にはこのアドミニストレータ試験がどんどん有名になり、それに対する評価も上がっていった。僕はいつしか、完全にこの試験に対するモチベーションを失って、受けることすらしなくなっていた。…まあ今思えば、僕が受けたときとはかなり試験内容も進化しているので、もう昔取った試験なんて気にせずに行ければ良かったんだろうけれど…。
近年になって、高度情報処理技術者試験を受けようと改めて思い立ち、受けている状況だけれど、高度試験はやはりそれなりの準備をしていないと太刀打ちできない。まあ今度の秋試験も高度区分を狙うつもりなんだけれど…。ちょっと複雑な思い。
しかし僕は「ITパスポート試験」という試験自体はとても良い試験だと思う。一番エントリーレベルだからと舐めてはいけない。昨日の記事には書かなかったけれど、書店で「ITパスポート試験」の参考書をぱらぱらと見てみると、その範囲の広さに驚いた。そして思わずその本も買ってしまった。少なくともこの試験に出るような知識は、いつでも頭から出せるようにしていかないといけないと思う。…この試験、システム構築を専門にしている業界の人でも、広く勉強をしてこなかった人なら簡単に落ちると思う。その意味では侮れないと思った。
その意味では、「ITパスポート試験」に限って言うならば、今の自分の業務レベル云々に関係なく受験できる試験なのかもしれない。ちょっと認識を改めた。
…。
今日の記事はちょっと自分でも良くわからない記事になってしまった…。
明日は朝イチから客先と打ち合わせ。直行の予定。
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